
<マイヤーLPGAクラシック 初日◇15日◇ブライズフィールドCC(米ミシガン州)◇6638ヤード・パー72>
勝みなみが5バーディ・3ボギーの「70」をマークし、2アンダー・34位タイで滑り出した。最終ホールをボギーとしたが表情は明るい。「パットでミスをしたのは最後くらい。あとはいい感じで打てていましたし、ショットもいい感じで今週を迎えられているのかなという1日でした」と、手応えありのラウンドだ。
10番をバーディ発進。13番でボギーを喫したが、すぐさま14番で取り返すと、18番パー5ではもう少しでイーグルというバンカーショットを見せ楽々バーディ。後半は強風、寒さに襲われたが、2バーディ・2ボギーでしのいだ。
前戦まで一筋ズレていたパッティングも、「32」という数字以上に納得。今週からタッグを組むミック・シーボーン氏とラインを確認しながら、丁寧に転がした。これまでは自分で読むことが多かったが、この日はシーボーン氏にもアドバイスを求め、「キャディさんの考えも聞いて、2つ選択肢があったほうがよかった」と、安心感が自信へとつながる。
「的確でした」と、番手選びで悩んだときの説明も腑に落ちた。「納得がいってから打てるので、迷いが生じることがなかった」。宮里藍のエースキャディを10年以上務めたベテランキャディから得るものは多かった。
「初日アンダーで回るのが久しぶりなので、うれしさもあるけど、まだ伸ばせたというのもある」。4月末の「JMイーグルLA選手権」の1アンダー以来のアンダーパー発進も、物足りなさを感じるほど状態は上がってきた。この好スタートをきっかけに、上位追撃態勢を整えていく。(文・高桑均)