六車日那乃がアマ最上位の10位発進 プロテスト合格に向けて狙うは“世界ランキングトップ10”

<宮里藍 サントリーレディス 初日◇8日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6513ヤード・パー72>

2002年生まれの21歳、アマチュアの六車日那乃(日本スポーツウェルネス大3年)が好スタートを切った。5バーディ・1ボギーの「68」で回り、4アンダーは10位タイからの滑り出し。出場するアマチュア14人のなかで最上位につけた。
午後組として1番からティオフすると、2番でバーディ。そしてスコカードの数字を並べ続け、12番、13番と連続で奪った。15番でこの日唯一のボギーを喫したが、16番パー3では177ヤードから右4メートルにつけ、17番パー5ではピン奥から6メートルを流し込み連続バーディ。「落ち着いてプレーできて、マネジメントもちゃんとできた」と雨の中でも安定したゴルフを展開した。

今回バッグを預けたのは、コーチの辻村明志氏。ツアー通算17勝の上田桃子や今季メジャー覇者の吉田優利と同じコーチを師と仰ぐが、「コーチのおかげでもあるけどよかったです」と、一打ずつ一緒にコース攻略を考えながらスコアをまとめた。

JGA(日本ゴルフ協会)のナショナルチームにも選出されるなど、トップアマとして実績を積む逸材だが、最終プロテストには3度の失敗。昨年は1打及ばずに涙をのんだ。「プロテストが自分にとっては一番大事。そのために、いまの悪いところも良いところも全部出して、課題を見つけたい」。ひとつひとつの実戦の中で、いま課題としている「ショットの正確性」の精度を上げていく。

世界アマチュアランキングで10位以内に入ることができれば、プロテストの1次、2次が免除になることも、六車にとっては重要なポイントのひとつ。「いまは17位。ランキングもトップ10まで上げられたら、ファイナルからいけるので目指しています」と狙いを定め、さらなる上位浮上を図る。(文・笠井あかり)

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