
トッテナムが、新指揮官としてセルティックのアンジェ・ポステコグルー監督の招へいに近づいているようだ。5日、イギリスメディア『デイリーメール』が報じている。
アントニオ・コンテ監督解任後、後任にアシスタントコーチを務めていたクリスティアン・ステッリーニ氏を据えたが、1カ月も経たないうちに解任。“異例”の1カ月間で2度の監督交代に踏み切ったトッテナムは、暫定的にライアン・メイソン氏がシーズン終了後までチームの指揮を執った。しかし、チームはプレミアリーグ8位に終わっており、ヨーロッパのカップ戦出場権を逃している。
来季に向けて、新指揮官招へいを目指すトッテナムは当初、バイエルンを指揮していたユリアン・ナーゲルスマン氏や、フェイエノールトのアルネ・スロット監督、レヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督などさまざまな監督を後任の候補に挙げていたが、依然として正式な新指揮官は見つかっておらず、来季の監督人事には注目が集まっている。
そんななか、報道によると、トッテナムはセルティックのポステコグルー監督への関心を強めている模様で、同指揮官自身もトッテナムの新指揮官就任に前向きなようだ。すでに同指揮官は、セルティックに対して、アシスタントコーチを務めるジョン・ケネディ氏と共にトッテナムへ活躍の場を移したいと伝えているとのことで、トッテナム側も正式なオファーを出す準備を進めているという。
2021年の夏に横浜F・マリノスからセルティックに渡り、今季はセルティックを“国内3冠”へと導いたポステコグルー監督。果たして、同指揮官はどのような決断を下すことになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。