阿部未悠がはまった“落とし穴” 18番で2度の池ポチャに「難しかった…」

<リシャール・ミル ヨネックスレディス in 朝霧 最終日◇4日◇朝霧ジャンボリーゴルフクラブ(静岡県)◇6687ヤード・パー72>

首位と2打差で迎えた最終18番に、大きな落とし穴が待っていた。ティショットをフェアウェイに運んだ阿部未悠だったが、「1個でも伸ばしていこうと思ったら、力が入ってしまった。グリーンの近くまで行けばいいと思ったけど、完全にトップ」と、2打目はフェアウェイを横切るクリークのフチのラフへ沈んだ。
急なつま先下がりでラフが長い。ライは最悪だった。「振れないかもっていうくらい」という悪条件のなかピッチングウェッジでレイアップを試みたが、放った打球はすぐ目の前のクリークへ消えた。「少しでも前に出せればパーのチャンスはあると思ったので狙ったけど、ちょっと難しかったですね」。

負の連鎖は続いた。救済のドロップをして打った5打目はグリーン手前の池へポチャリ。7オン・1パットのトリプルボギーを叩き、トータル4アンダー・12位タイまで順位を落として大会を終えた。

27ホールの超短期決戦で、第1ラウンドを6アンダー・首位タイで突破。初優勝に向けて絶好の位置につけたが、勝負の9ホールで伸ばしあぐねた。最初にバーディを奪ったのは14番。ここからエンジンをかけたかったが、「そこからもっといいリズムが作れるかなと思ったけど、難しかった」と終盤のチャンスを決めきれなかった。

悔しい終わり方となったが、「(18番は)狙うのが正解だったかは分からないけど、チャレンジしないで後悔が残るよりは良かったと考えたい」と前を向く。この経験を、これからの糧にしていく。(文・笠井あかり)

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