
プレミアリーグ、クリスタル・パレスに所属するコートジボワール代表FWウィルフレッド・ザハの去就に注目が集まっている。現地メディア「スカイスポーツ」が伝えている。
同メディアは番組内でクリスタル・パレスの‟エース”が今回の移籍市場でクラブを離れる可能性について言及。コメンテーターによると「彼の代理人はセリエAの複数クラブ、トルコのフェネルバフチェ、サウジアラビアのアル・イテハドからアプローチされている」状態だという。
一方で番組は、クリスタル・パレスがザハに対してクラブ史上最高額とみられる4年契約を新たに提示したことにも触れている。ザハ側はこれに対する回答を出しておらず、すべてのオファーを時間をかけて考慮する意向だという。
続けてコメンテーターは、「ザハは彼と彼の家族にとって正しい決断をしたいと考えており、これは去就に大きな影響を及ぼすだろう。しかし、彼はクリスタル・パレスを非常に愛しており、また非常にリスペクトしている。これが彼が時間をかけて決断したい一番の理由だろう。」とコメント。ザハの12歳から所属するクラブに対する愛を強調している。
ザハは2010年にクリスタル・パレスの下部組織からトップチームへ昇格。2013年に一度はマンチェスター・Uへ移籍するものの十分な出場機会を得られずローン移籍を繰り返し、2015年に再びクリスタル・パレスに復帰した。クラブでは通算458試合に出場し90ゴール76アシストを記録している強力なウインガーだ。
今季はケガの影響もありリーグ戦では27試合の出場にとどまったものの、それでも7ゴール2アシストを記録。過去5シーズンでは3度二桁得点を達成するなど、安定した成績を残している。キャリアの大半を過ごしたクラブに残留するのか、はたまた新天地を求めるのか。長年クラブのシンボルを務めた30歳の動向に注目が集まる。