次戦は“帰国”し米ツアー 西村優菜はファンの声援を背にメジャーシーズンへ

<ブリヂストンレディス 最終日◇21日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6573ヤード・パー71>

主戦場の米女子ツアーから一時帰国して参戦した西村優菜は「71」のラウンドで、トータル8アンダー・6位タイでのフィニッシュとなった。火曜日の夜に帰国し、水曜日のプロアマに参加するハードな日程。大会期間中も第2ラウンドがサスペンデッドとなり、最後はさすがにスタミナ切れとなったようだ。
3日目のバーディラッシュから一転、3バーディ・3ボギーとスコアを伸ばせなかった西村は「昨日、ラウンドし過ぎましたね。疲れました。最後は疲れが出て、全然スイングできなかったですね」。それでも、米国ではなかなか味わえない大ギャラリーの中でプレーを堪能し「4日間すごく楽しめましたし、幸せな一週間だったと思います。あんまり調子がよくない中でこの位置でプレーできたのはギャラリーの皆さんに背中を押してもらえたおかげなので感謝しています」と笑みを浮かべた。

次戦は6月1日開幕の米国女子ツアー「ミズホ・アメリカズオープン」。リシャッフルを経て、出場カテゴリーが上がってからの最初のトーナメントとなる。報道陣から今後のスケジュールを問われると「ミズホに合わせて帰ります」。渡米を当たり前のように“帰る”と表現するところはすっかり米ツアーの選手だ。

6月には「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」、7月には「全米女子オープン」、「アムンディ・エビアン選手権」、8月には「AIG女子オープン」と立て続けにメジャーが開催される。「メジャーに合わせたい気持ちはあるので、もうちょっとショットは調整しなくちゃいけないですね。時間はかかると思うんですけど、諦めずに同じことをずっとできたらなと思います」。初出場の2020年「全米女子オープン」から今年4月の「シェブロン選手権」までメジャー5試合を経験し、最高成績は昨年エビアンの15位タイ。シード獲得に向けても、今年はそれを上回る成績を残したいところだ。

国内ツアー出場については「ノープランです」。米ツアー側で出場権を得られれば、11月の「TOTOジャパンクラシック」には出場するつもりでいる。「また成長して帰ってきたいなと思います」。当然のことだが、日本に戻ることも“帰る”と表現した。それが凱旋帰国となることファンは期待しているはずだ。(文・田中宏治)

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