勝みなみは劣勢からカムバック 「別人のような」怒とうの4連続バーディ

<コグニザント・ファウンダーズカップ 初日◇11日◇アッパー・モントクレアCC(米ニュージャージー州)◇6536ヤード・パー72>
 
ナイスショットがディボット跡に入るなどの「不運」も重なり、勝みなみは出だしから3連続ボギー発進。スコアを戻すことはできず、前半9番パー5を3オーバーのままで迎えた。
そして、ティショットを左のバンカーに入れると、2打目が木に当たり、220ヤードも残った3打目は「グリーンの手前に持っていく」だけ。アプローチも2メートルと寄せきれず、まさにピンチだった。だが、このパットを決めきってナイスパーセーブ。ここでキャディのジェイさんから『ここから違う後半が来るよ』という励ましにも背中を押され、まさにチャージが始まる。
 
11番で超ロングバーディパットがカップに吸い込まれると、12番パー5では残り194ヤードから5番アイアンで2オンに成功。グリーンの前には小川が流れてピンは手前という状況のなか、ギリギリ届くかというクラブ選択でグリーンをとらえた。「とりあえず(グリーン)キャッチはしてくれ、と思ったらピンの横まで。あんなに見送らなくてよかった(笑)」と笑って振り返るが、2パットのバーディを奪取。さらにここから、2つのバーディを並べた。
 
怒とうの4連続で、華麗なるカムバック。続く15番パー3はボギーとしたが、「自分の思ったところに打って外れているので、切り替えて、頑張ろうと思えた」と、ホールアウトの気分は3ホール連続で落とした出だしに比べたら決して悪くはない。
 
「9番でパーが来て、気持ちが切り替わった。11番で決まってから、別人のような。気楽な気持ちでというか、スムーズに行ったような気がします」。続けて、ばん回できた一日を「逆よりはカムバックして次の日臨めるというのはすごくいいこと。ショットも後半からよくなってきて、“掴んだのかな”と思えたり。いい流れにいるのかな」とプラスに捉える。
 
イーブンパーの45位タイからのスタートする2日目は、午前組でティオフを迎えるが、「朝の方が風も弱くてグリーンも止まりやすいと思うので、いい捉え方をしてあしたも頑張りたい」とこちらも前向き。この上昇気流に乗って、上位での週末進出を目指していく。(文・笠井あかり)

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