前年覇者の山下美夢有が年間女王になって戻ってきた!「すごくいい印象がある」

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 事前情報◇3日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)◇6780ヤード・パー72>

昨年大会でメジャー初優勝を挙げた山下美夢有。「去年は3試合予選落ちから、この試合で立て直して優勝できたので、すごくいい印象を持っています。明日から頑張ろうと思います」と、開幕前日の会見で話した。
22年シーズンは4月の「KKT杯バンテリンレディス」、「フジサンケイレディス」、「パナソニックオープンレディース」と3週連続で予選落ちして、今大会を迎えた。すると、初日に8バーディ・ボギーなしの「64」のトーナメントレコードを叩き出してロケットスタートを決めると、4日間リードを保つ完全優勝を成し遂げた。

この優勝を皮切りにシーズン5勝を挙げ、最終的に年間女王に輝いた。今年はここまで9試合に出場して予選落ちなし。4月上旬に行われた「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」でシーズン初勝利、ツアー通算7勝目を挙げている。しかし、昨年予選落ちに終わった直近の3試合では20位、27位、31位と少し調子が落ちている。

「優勝はしたんですけど、ここ最近はあまり自分らしいプレーができてない。でも徐々に状態は良くなっているので、あとは思い切ってプレーするだけかなと思います。まずは予選通過を目指して、上位で戦えるように頑張りたい」

不調の原因と考えているのは山下が大事にしている“リズム”。コーチを務める父・勝臣さんが帯同して修正を進めている。「自分で直せない細かいところがあるので、父と相談しながら。このコースはショットの精度が重要になってくると思うので、きょうしっかり修正して、明日いい状態で挑めるようにしたい」。

メジャーセッティングということもあり、フェアウェイは狭く、ラフは密集して長いところで100ミリ以上。ティショットをラフに入れると、グリーンに乗せるのはかなり難しい。さらにグリーンは硬く、速い。最高の状態に仕上がっている。コース攻略にはショットの精度に加えて、マネジメント力やパッティングの技術も必要となる。

昨季最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」からのメジャー連勝がかかるが、「あんまりこだわりはない」ときっぱり。それでも「国内のメジャーで優勝したいという気持ちはあるので、優勝目指して頑張りたい」。メジャーの勝ち方を知っている女王が、アン・ソンジュ(韓国)だけが達成している大会連覇に挑む。(文・下村耕平)

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