
<シェブロン選手権 初日◇20日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6824ヤード・パー72>
「ところどころひっかけてしまうところがあったけど、良かった部分のほうが多かった」。2アンダー・9位タイでメジャーの初日を終えた畑岡奈紗は、効果的にショットをピンに絡め上々の滑り出しを切った。「パットはすごくいい形で打てている。ところどころ雨の影響で最後の一転がりがいかなかったのはあったけど、全体的には良かった」と、安定したプレーを見せた。
ティショットを右に曲げ、木の後方から出すだけになったスタートの10番ホールでボギーを叩いたが、それもすぐに11番で獲り返した。後半の4番までで3アンダー。途中は雷雲接近の影響で約1時間の中断も挟んだが、「トップが5(アンダー)で上がっているのは分かっていたので、そのラインを目指して行こうと再開後は思っていた」と、首位を狙った。
「特に練習していたグリーン周りのアプローチはすごく良かった」と、後半3番ではグリーン右奥からショートサイドのバンカーショットを1.5メートルにつけパーセーブするなど妙技も見せた。「奥からあまり距離がなかったのでカラーに落として、勢いを殺してっていう感じ。うまくいった」。こういったプレーもあり、流れを切らさずにプレーを続けていた。
しかし7番パー3ではボギーを叩くなど、そこから伸ばせず。「最低でも4つくらいは伸ばせていた内容だったので、2つで終わったのは残念」と悔いが残る部分も。「いいショットもたくさんあったので、それをあした生かしてうまくバーディがとれたらなと思う」と、さらなる上位での予選通過を目指していく。