古江彩佳は“大ざっぱ作戦”でナイスカムバック 「一歩引いてラウンドするのもいいのかな」

<ロッテ選手権 最終日◇15日◇ホアカレイCC(米ハワイ州)◇6573ヤード・パー72>
 
前半4つのボギー(1バーディ)が重なり失速しかけた古江彩佳だったが、後半に入り12番からの3連続バーディを含む4バーディを奪うカムバックに成功。トータル2アンダー・23位タイに盛り返した。「どんよりと始まったけど、うまく後半にバーディをいっぱい獲れて、最終的にはアンダー(71)で回れてよかった」。悪いまま終わらなかったことに、本人も一安心だ。
この変化の要因について聞かれると、グリーン上でのラインの読み方でこんな“応急処置”を明かした。「いつもはラインをイメージするため、カップから2〜3回は(芝目を)見てボールまで行ってるんですけど、気を楽にするためそれをやめました。集中するのはいいけど、集中しすぎず楽に考えられるように」。あまりラインを読み過ぎないという“大ざっぱ作戦”が的中。そこを境にバーディパットが決まり始めた。
 
きょうのラウンドで、こんな教訓も得たという。「パターがうまくいかないとき、流れに乗れないときは真剣にやりすぎるばかりではなく、一歩引いてラウンドするのもいいのかなと思いました」。プレッシャーがかかる場面だからこそ、逆に気楽に。今後、同じような状況で使える“引き出し”が増える一日になった。
 
来週は20日(木)から始まるメジャー大会「シェブロン選手権」に出場。「去年はメジャーで5戦中3戦予選落ちしているので、しっかり通過できるように。まずは予選通過を目指して、自分のゴルフもできるように」という気持ちでハワイからテキサスへと飛ぶ。(文・間宮輝憲)

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