「男子は盛り上がるし、盛り上げる」石川遼も若手台頭と大ギャラリーに決意新た

<関西オープン 最終日◇16日◇泉ヶ丘カントリークラブ(大阪府)◇7051ヤード・パー71>

昨日の悪天候とはうってかわり、半袖の選手が多かったようにコンディションに恵まれた最終日。徐々に日常の生活が戻ってきたこともあり、主催者発表では5045人と会場には多くの観客が詰めかけた。
これには選手も大きな勇気をもらったが、石川遼もその一人。「本当にうれしいですよね」と顔をほころばせながら、次のように続けた。

「ここ1年で男子ツアーは名前が知られる選手が増えてきました。おそらく10人ぐらいは名前が挙がるようになったと思います。そういった選手は本当に上手いし、将来を担う逸材といって間違いない。男子の場合、キャラクターを確立するのは難しい面がありますが、それぞれにストーリーや夢がある。全員、熱い気持ちをもってピュアにプレーしているので、そういったキャラクターを覚えてもらえれば、今年1年でさらにファンが応援してみたいツアーになると思う」

確かに優勝した蝉川泰果を筆頭に、イキのいい若手が次々に台頭。パワーとスピードを兼ね備えた若手選手のゴルフは、新しい時代への突入を感じさせるが、2008年にはプロ初優勝を同じ「関西オープン」で飾り、今では迎え撃つ立場となった石川自身はどう対抗していくのか。

「今日はバーディが9番と18番だけ? まぁ、パー5できっちりとることはできたので。スコアにはつながらなかったけど、集中力は切れなかったし内容も悪くない。自分としては今、台頭してきている選手のパワーがすごいので、総合的に強いゴルフをしたい。常に優勝争いをし、それを何年も続けられるように。数年前に比べれば目指しているものができている」

「とにかく今日は楽しんでプレーできました」と笑顔の中にも、蝉川がプロ初Vを飾った大会で決意新たにコースを後にした。

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