
明治安田生命J1リーグ第8節が15日に行われ、鹿島アントラーズとヴィッセル神戸が対戦した。
前節、柏レイソルに今季初勝利を献上し、リーグ戦3連敗中で14位に沈む鹿島が、首位・神戸をホームで迎え撃った。
序盤から激しい攻防が続く中で、神戸がセットプレーから先制する。24分、初瀬亮の上げたCKを大迫勇也が頭で合わせ先制に成功。大迫は古巣相手からの得点となった。前半アディショナルタイムには、中央で大迫がボールをキープして左サイドへ展開。パスを受けた齊藤未月のクロスに、武藤嘉紀が打点の高いヘディングで合わせて追加点を奪った。
後半も神戸の勢いは止まらず、48分に鹿島側のハンドで獲得したPKを、大迫が決め切り3点目を奪取。しかし、鹿島も61分に樋口雄太の放ったシュートを、鈴木優磨がヒールで流し込み1点を返す。この得点でカシマスタジアムに反撃ムードが漂い始めるが、途中出場の佐々木大樹が空気を断ち切った。
神戸は72分、武藤が裏へ抜け出してクロスを上げると、佐々木がヘディングでゴールを奪い、再び3点差に。85分にもショートカウンターから完璧に崩し切り、武藤がダメ押しとなる5点目を決めた。そのまま試合は1ー5で終了。神戸が首位をキープした一方、鹿島は苦しいリーグ戦4連敗となった。
次節、神戸は22日にホームで横浜F・マリノスと、鹿島は23日に敵地でアルビレックス新潟と対戦する。
【スコア】
鹿島アントラーズ 1ー5 ヴィッセル神戸
【得点者】
0ー1 24分 大迫勇也(神戸)
0ー2 45+2分 武藤嘉紀(神戸)
0ー3 48分 大迫勇也(神戸)
1ー3 61分 鈴木優磨(鹿島)
1ー4 72分 佐々木大樹(神戸)
1ー5 85分 武藤嘉紀(神戸)
【動画】古巣相手に大迫勇也の先制弾