今季2度目の“ビッグロンドン・ダービー”、開催日が5月2日に変更…警察の要請により

 プレミアリーグは11日、第34節アーセナルvsチェルシー戦の日程変更を発表した。

 当初は現地時間4月29日17時半(日本時間30日1時半)のキックオフが予定されていた同試合だが、5月2日20時(日本時間3日4時)キックオフへの変更が決定。メトロポリタン警察が当該試合に関する見解を改め、安全諮問グループ(SAG)に会合を要請したところ、日程が変更されることになったという。

 プレミアリーグの声明は以下の通り。

「4月29日17時30分にキックオフが予定されていた『エミレーツ・スタジアム』でのプレミアリーグ、アーセナルvsチェルシー戦は、5月2日20時に開催されることが決定しました」

「この試合は、2月に開催された安全諮問グループ(SAG)の会合にて当初の予定が承認されました。しかし、この度メトロポリタン警察がキックオフ時間に関する見解を改め、試合の再スケジュールが必要であると判断し、さらなるSAGミーティングを要請しました」

「このような事態を招き、通知が遅れたことをサポーターの皆様にはたいへん申し訳なく思っております。なお、この試合は引き続き『スカイスポーツ』で生中継される予定です」

 今回の事態を受け、当該試合のホームチームであるアーセナルは次のような声明を発表。日程変更に対する不満を示している。

「残念ながら、この決定はメトロポリタン警察と我々の安全諮問グループが解決策を見出そうと努力した結果として行われました。この試合は当初、土曜日の夜(4月29日17時半)にキックオフを迎えるという予定で承認されていました。今回の日程変更がサポーターに与える影響と混乱に非常に失望しています」

 また、11日のイギリスメディア『スカイスポーツ』によると、フットボールサポーター協会(FSA)も開催まで2週間余りとなったタイミングでの日程変更に対し、「ファンにさらなる混乱をもたらすものであり、当局が試合観戦のサポーターをこれほどまでに無視したのは今シーズン初めてのことではない」と苦言を呈しているという。

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