比嘉一貴は予選通過がかかるイーグルパットを残して中断 14番を終えて暫定56位タイ

<マスターズ 2日目◇7日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7545ヤード・パー72>
 
マスターズ初出場の比嘉一貴。その初日は12番でのトリプルボギーが響き、4オーバー・73位タイと出遅れた。予選通過を目指してスタートした2日目は、14番ホールまで終えて2バーディ・2ボギーとスコアは動かず、トータル4オーバー・暫定56位タイ。15番パー5で約12メートルのイーグルパットを打つ前に2度目の中断のホーンが鳴り、その後、順延が決まった。
比嘉は初日にボギースタートとなった1番ホールで、きょうも5番ウッドを握った。同組のセルヒオ・ガルシア(スペイン)とキース・ミッチェル(米国)はドライバーを持ったが、自分のマネジメントを貫く。きのうは右ラフに入れたティショットを、きょうはフェアウェイ真ん中に運んだ。セカンドショットは右奥に切られたピンの左手前4メートルにつけると、バーディパットは外したものの難関ホールをパーで切り抜けた。
 
続く2番パー5では、セカンドショットをグリーン右手前のバンカーに入れるも、これを見事50センチに寄せると、パトロンたちの大きな歓声と拍手が巻き起こる。これを楽々沈めてバーディが先行。このまま波に乗りたいところだったが、オーガスタのなかで一番長い240ヤードの4番パー3でつまずく。ティショットをグリーン奥に外し、左足下がりのラフから、下りの面に打っていくアプローチはクッションを使って上手く寄せたが、2メートルのパーパットを外してボギーとした。
 
8番パー5では残り263ヤードのセカンドショットを右に曲げたが、ラフからの3打目を傾斜を使って上手く寄せてバーディ。トータル3オーバーと1つ伸ばして折り返したが、きのうボギーとしている520ヤードの11番パー4で3打目のアプローチを寄せきれずボギーと一進一退の攻防が続く。
 
きのう、ティショットで右手前のレッドペルティエリアに入れてトリプルボギーとしていた12番パー3。今度はグリーン左に外してピンチを迎えたが、3.5メートルのパーパットを沈めてパーで切り抜けた。
 
そして、最後のパー5となる15番では、ティショットをドライバーで296ヤード飛ばすと、残り248ヤードの池越えを2オンさせて約12メートルのイーグルチャンスにつけた。現在、50位以内の予選カットラインはトータル2オーバーで2打足りない状況。15番は最低でもバーディがほしいところ。そして、上がり3ホールで1つ獲れば、予選通過圏内に浮上する。あすの午前8時に再開される最初のパットに週末の運命がかかっている。

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