
4日に行われたプレミアリーグ第8節延期分のチェルシー対リヴァプールの一戦で一部サポーターから不適切なチャントが歌われたようだ。
チェルシーの本拠地『スタンフォード・ブリッジ』で行われた同試合はスコアレスドローに終わった。しかし、この試合中に一部のチェルシーファンが“ヒルズボロの悲劇”に関連したチャントを歌っていたことが問題視されている。
不適切なチャントが歌われたことを受け、チェルシーはクラブ公式サイトで声明を発表。「チェルシーは今夜行われた試合中に一部のホームファンから聞こえた不適切なチャントを非難する。憎悪に満ちたチャントはサッカー界にふさわしくなく、不快な思いをされた方々にお詫びする」と謝罪した。
これにリヴァプールもクラブ公式ツイッターで反応し、「私たちはこれらの卑劣なチャントがサッカー界の悲劇の結果として苦しみ続けている人々に与える影響を知っている。彼らのためにこれはやめなければならない」と不適切なチャントをした人を非難した。
また、プレミアリーグの公式ツイッターもチェルシーの声明に反応しながら、「プレミアリーグは今夜のチェルシーとリヴァプールの試合で聞かれた悲劇のチャントを非難する。私たちはこれを容認できない問題として扱い続けており、優先的に対処しようとしている」と調査を行うことを明らかにした。
なお、4月1日に行われた第29節のマンチェスター・C対リヴァプールの一戦でも同様に“ヒルズボロの悲劇”に関連したチャントが歌われ、マンチェスター・Cが声明を出すなど、今シーズンのプレミアリーグでは不適切なチャントが横行していることが問題となっている。