デシャンボーは“飛ばないボール”に反対! 「すべてのホールが“リビエラCC”の10番のようだったら…」

<LIVゴルフ第3戦 at オーランド 事前情報◇29日◇オレンジ・カウンティ・ナショナル(米フロリダ州)◇ 7297ヤード・パー71>

今季メジャー初戦、「マスターズ」(4月6日開幕)を前にLIVゴルフは今季3戦目を開催。フロリダ州オーランドのオレンジ・カウンティ・ナショナルで公式会見に立ったブライソン・デシャンボー(米国)は先日、R&AとUSGAが提案した“飛ばないボール”の提言に「ゴルフのルールを二分化することは良いことだと思わない」と反対を表明。「個人的にはゴルフコースのセッティングが問題なのだと思う」と持論を展開した。
2020年9月にウイングドフットGC(米ニューヨーク州)での「全米オープン」を制したデシャンボーは、飛距離を追求する第一人者とも言える選手。コロナ禍でトーナメントが中断された時期には10キロ近く体重増加させ飛距離は大きくアップ。最終的には20キロ近く増やしたとも言われ、2020ー21シーズンは平均飛距離323.7ヤードでPGAツアーで1位だった。それでも「ボールが問題だとは思わない」とし、13年、メリオンで開催された全米オープンをジャスティン・ローズ(イングランド)が制したことを挙げ、「メリオンは全長6900ヤードだが、ローズはオーバーパーで勝った」とデシャンボー。またPGAツアーの「ジェネシス招待」が開催されるリビエラCCの10番パー4は315ヤードだが、最も難しいホールと言われている。

「もしゴルフコース全部がリビエラの10番のようであればすばらしい。だから距離だけではなくコースの設計でもっと難しくできるはずだ」と持論を展開した。

またボールを製造する側にも言及。「メーカーにとっては2つのボールをつくるのは大問題」とし「製造により費用がかかるため、最終的にはボールの値段が高額になってしまう。もしその費用をUSGAが負担するならいいが…」と異論を唱えた。(文・武川玲子=米国在住)

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