“ローマ・ダービー”の重み…ラツィオ指揮官が快哉叫ぶ「ストーリーはますます魅力的」

 ラツィオを率いるマウリツィオ・サッリ監督が、19日に行われたセリエA第27節ローマ戦を振り返った。同日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

 セリエA第26節終了時点でナポリが首位を独走する一方で、熾烈なチャンピオンズリーグ出場権争いに身を置く3位のラツィオは、第27節で2ポイント差の5位につけるローマと激突した。首都を二分する“デルビー・デッラ・カピターレ(ローマ・ダービー)”に臨んだラツィオは65分、MFマッティア・ゼッカーニが先制点を挙げると、最後までこの1点を守り抜いてウノゼロ勝利。宿敵相手にシーズンダブルを達成するとともに、2位に浮上した。

 まず、サッリ監督は「ダービーは特別な試合で、ラツィオのすべての人々に喜びを与えるのは当然のことだ。今のところ、我々はうまくいっている。まだ2カ月半もあるのだから、このレベルをシーズン終了まで維持できるように、手札のカードを上手く使い続けていく」と告白。続けて「(クラブに初のスクデットをもたらした)マエストレッリと自分を比較できるか? いや、それはできないよ。私はただ、ラツィアーレの心の中に入り、残り続けられればいい。ここにいればいるほど、このダービーを感じることができる。昨晩はなかなか寝付けないほどにね。ストーリーはますます魅力的になった。今夜はスペクタクルだ」とラツィオでの日々に思いを巡らし、勝利を噛み締めた。

 またサッリ監督は、ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督にも言及。同試合を前に、モウリーニョ監督がラツィオを煽るような発言をしていたことについては「彼が何を言ったかは知らないし、そういう類のものは読まない。ローマの映像なら沢山見たけどね」としつつ、「とにかく、私は彼のことが好きだし、発言に対する返答もするつもりはないよ。ダービーに勝ったのだから、誰かと論争することを望まない」と胸中を明かしている。

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