「かなりよかった」快打に及第点 西郷真央が自身初戦で見せた“最低限”

<HSBC女子世界選手権 初日◇2日◇セントーサGCタンジョンC(シンガポール)◇6774ヤード・パー72>

「開幕戦を海外で、ということで緊張感はありました。でも楽しくプレーできたのでよかったです」。今季自身初戦を米国女子ツアーで迎えた西郷真央は、4バーディ・5ボギーの「73」のプレーで初日を終えた。

視覚的なところで「気持ち悪さがないホール」という出だしの1番では、「考えることなく気持ちよく振り抜けた」とドライバーショットはフェアウェイ左サイドをヒット。アイアンでの2打目を手前2メートルほどにつけてバーディ発進を決めた。

前半は2つのボギーがありながらも、5番と8番のパー5でともにバーディを奪い、前半は1アンダーで折り返した。ところが開幕前から警戒していたインコースに入ると10番でボギー。12、13番も連続で落とした。それでも、「獲っておきたい」終盤の池越えの17番パー3で2.5メートルにつけてバーディ。「開幕戦として不安要素もあったけど、最低限のスコアで回れたかな」と及第点をつけた。

「右へのミスを絶対に消したかったので、意識的に低い球で抑えながら捕まえるように」と振り続けたドライバーショットは、14ホール中8ホールでフェアウェイをキープ。スイング改造のオフを経てまだ完成したとはいえない中でも、終盤には「かなりよかった」という快打もあった。「そういったショットを増やしていきたい」と表情は明るい。

1オーバーは53位タイからのスタート。「あすも楽しんでプレーできるように、納得いくショットがひとつでも多く出るように頑張りたいです」。開幕戦初日の緊張と不安をぬぐったあとは、スコアを伸ばしていくだけだ。(文・笠井あかり)

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