
<HSBC女子世界選手権 初日◇2日◇セントーサGCタンジョンC(シンガポール)◇6774ヤード・パー72>
前戦に続き、笹生優花が好スタートを切った。5バーディ・ボギーなしの「67」で回り、首位と3打差の単独2位につけた。
雨が降り続いた大会開幕前とは打って変わって、蒸しばむ暑さのなかで行われた初日は「フェアウェイは軟らかかった」とコンディションにも変化がでた。コースはややぬかるみボールを拾い上げて拭くことができる“プリファードライ”が採用されるなどランが出にくい状態でも、ドライビングディスタンスは262ヤードを記録した。
そしてパーオン率は18ホール中15ホールと高水準。「よくないショットもあったけど、いいリカバリーもできた」と安定したプレーで、リーダーボードの上位に名を連ねた。
優勝者のみが出場できる1月のシーズン開幕戦(7位)、そして前週のタイ戦(9位)に続き、これで今季3戦連続でトップ10発進。「いつもどおりやることをしっかりやって、楽しんでゴルフができればなと思います」と笹生らしく、2日目以降を見据えた。(文・笠井あかり)