サー・ファルドも酷評?! セント・アンドリュースはスウィルカンブリッジの補修工事を急きょ見直し!

セント・アンドリュース・オールドコース、18番ホールの小川を渡る“スウィルカンブリッジ”はゴルフ史で最も多くのレジェンドを見送ってきた橋。アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラス、トム・ワトソン……昨年の150回記念大会となった全英オープンではタイガー・ウッズ(いずれも米国)が「これがオールドコース最後の全英になるかもしれない」とブリッジを渡り観衆に手を振った。
橋を渡るのはレジェンドだけではない。オールドコースをプレーするすべてのゴルファー、街を散歩する人々もこの橋を渡って記念撮影をする。700年も続く同コースゆえに、その橋の両側の入り口、出口はすっかり人々の足跡で荒れ果てた。
 
セント・アンドリュース・トラストは入り口、出口に石畳を敷くことで荒れ地を守ることになると補修工事を開始。しかし、その写真が公開されると、SNSで大きな反響に。ニック・ファルド(イングランド)は写真をアップし、「世界を巡る旅に出て、死ぬ前に一度はやっておきたいセント・アンドリュースのプレーにたどり着いたとする。そんな自分の靴底に歴史の泥を残したいか、それともセメントの欠片をつけたいか?」と評した。
 
5日、同コースを管轄するセント・アンドリュース・リンクストラストは「工事は橋の出入り口を守るためで、橋には一切触れていない。しかし反対意見を非常に懸念している」と声明を発表していたが、翌6日には「出入り口に石畳を敷くことで長期的に橋を守ることが可能だが、しかし一方で、象徴的な景観を保つことができないことから、これを取り除くことを決めた」と再び声明を発表した。
 
歴史家によると、“スウィルカンブリッジ”もオールドコースと同様に700年の歴史を持つとされている。「世界中の多くの人々か意見を送られたことに大変感謝するとともに、今後、別の方法でスウィルカンブリッジを守る方法を模索する」とした。(文・武川玲子=米国在住)

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