古江彩佳の“過酷なアジア3連戦”が開幕 タイでの敵は虫?

<ホンダLPGAタイランド 事前情報◇21日◇サイアムCC パタヤオールドC(タイ)◇6576ヤード・パー72>

米国ツアー2年目の古江彩佳が、1月にフロリダで行われた開幕戦以来となる今季2戦目を戦う。ゴルフの状態についていつも通り「ボチボチです」と笑顔で返すのが、何よりも順調に調整が進んでいる証だ。
プロ転向後、初めてとなるタイでの試合。「ナショナルチームの時に来たことがあるような…」と記憶も曖昧なほど、ゆかりなどもない国。それでも「コースは日本とそんなに変わらない。アップダウンもちょこちょこあって、グリーンのうねりが強いと感じるくらい」と違和感は覚えない。

30度を超える気温も、「朝すぐに体が動く。ストレッチがいらないくらい。距離も(各番手)5ヤードくらい伸びてますね」とメリットに感じる部分も多い。ただ、コースには小さな羽虫が大量に飛び回り、常に手で払ってないと気になるほど。「影響はでますね。(アドレス時などに)手を見ると、すごいいるのが分かる」など、しっかり異国を感じる部分もある。

過去2年間の優勝者29人しか出場できない開幕戦はトータル1オーバーの18位。この時には、キレのあるショットを連発したものの、「アプローチの感覚がよくない」と試合勘の欠如を感じる4日間だった。そこで試合後に日本に戻り重点的に練習を行い、「フロリダの時よりも感覚はいい」と言えるまで仕上げた。新たに投入したウェッジも「グリーン周りで助けてくれる」と心強い相棒になりそうだ。

ここからタイ、次週のシンガポール、そしてさらに翌週の国内ツアー「明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフ」(高知県)の“アジア3連戦”に臨む。20日は18ホールをプレーしたものの、21日は前半9ホールはコースチェックのみにするなど、体力面も考慮して調整を続けていく。

「予選落ちがないので、しっかり攻めて。トップ10を目指したい」。注意するポイントはグリーンのアンジュレーションと、そこを狙うショットのでき。22日はプロアマに出場し、古江の“アジアシリーズ”がスタートする。(文・間宮輝憲)

externallink関連リンク

大会初日の組み合わせ&スタート時間 米国女子ツアーが再開! 2023年大会日程一覧 古江彩佳ら日本勢出場選手の超最新スイング、一挙まとめました【動画】 古江彩佳が高知戦に出場決定! 明治安田生命レディスのエントリーリスト発表 何が変わった? 渋野日向子の2023年最新スイング【連続写真】
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)