
■前回のあらすじ
切迫早産の入院中に薬を一定の速度で投与し続ける「輸液ポンプ」を使用。しかし、そのポンプにはトイレの時間制限があり、さまざまなトラブルが起こりました。
こんにちは、宝あり子です。
トイレトラブルの中で困ったのが、24時間点滴をしていたときに使っていた輸液ポンプです。
この輸液ポンプはずっとコンセントさしっぱなしでフル充電していても、コンセントを外すと20分足らずでバッテリーが切れて、警告音が鳴り出します。
警告音がならないようにするためには、輸液ポンプのコンセントを外して、病室からトイレに行く時間、手を洗う時間、戻る時間なども含めて20分以内に終わらせる必要があります。
そのため、時間を気にせずゆっくりトイレに籠ることができませんでした。
■便秘が悪化して食欲不振になった
そして、もともと妊娠中、便秘がちだった私の便秘はさらに悪化。
便秘が続き、ついに食欲もなくなりました。
寝たきり生活の中で食事やおやつの時間は毎回楽しみでしたが、便秘によりおなかが苦しくてあまり食べられなくなりました。
そしてついに…。
トイレで便秘と格闘していたある日、突然腹痛に襲われました。
あまりに痛くて目がチカチカして、脂汗も出ました。
「出さない限り、この腹痛が続くのでは?」と思い、しばらくトイレで葛藤していましたが…。
■とうとう時間切れに
輸液ポンプの警告音が鳴り、時間切れ。
腹痛があり目もチカチカしていたので、トイレについていた非常時の呼び出しボタンを押せば良かったのですが、「忙しい看護師さんを便秘で呼ぶのは申し訳ない」と思い、フラフラしながら病室へ戻りました。
■看護師さんに便秘のことを相談
病室に戻ってからも、しばらく腹痛が続いたので点滴交換のときに看護師さんに相談してみました。
すると…。
私は「便秘のことで忙しい看護師さんのお手をわずらわせてしまうのは…」と思い、ずっと相談せずにいましたが、切迫早産の体でトイレで踏ん張っておなかに力を入れるのは良くないとのこと。
この後すぐに看護師さんが先生に相談してくださり、薬を処方されました。
その薬を飲んでいたら、便秘は無事解消しました。
もし便秘を我慢してしている妊婦さんがいたら、早めに先生に相談してみてくださいね。
※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。