
ラ・リーガ第22節が19日に行われ、アトレティコ・マドリードとアスレティック・ビルバオが対戦した。
直近のリーグ戦では5試合負けがない4位アトレティコ・マドリード。前節セルタ戦に続く連勝を目指し、今節は7位アスレティック・ビルバオを本拠地『ワンダ・メトロポリターノ』に迎えての一戦となった。
アトレティコ・マドリードはアントワーヌ・グリーズマンとアンヘル・コレアが2トップを形成。そのほかマルコス・ジョレンテやヤニック・カラスコらがスタメンに名を連ねた。対するアスレティック・ビルバオはイニャキ・ウィリアムス、ニコ・ウィリアムス、イケル・ムニアインら主力が順当に先発出場を果たしている。
試合は序盤から両チームが攻め合う展開に。ホームのアトレティコ・マドリードは9分、中盤でボールを受けたコケが右サイドのスペースに精度の高いロングフィードを供給。抜け出したナウエル・モリーナがワンタッチから右足を振り抜いたが、シュートは惜しくも枠の上へ。15分にはM・ジョレンテがボックス手前からミドルシュートを放ったが、枠を捉えたボールは相手GKにキャッチされた。
対するアスレティック・ビルバオは前線のI・ウィリアムス、N・ウィリアムスのスピードを生かし、ゴール前に迫るシーンを作っていく。24分にはI・ウィリアムスが左サイドから持ち込みシュートを放ったが、アトレティコ・マドリードDFがブロック。36分には中央をドリブルで持ち上がったムニアインが右でフリーになっていたI・ウィリアムスにラストパスを送るも、ヘイニウド・マンダーヴァがスライディングでクリアした。
直後の37分にはアトレティコ・マドリードに決定機。敵陣中央でこぼれ球を拾ったA・コレアが左へ送り、パスを受けたカラスコがボックス内に侵入し右足を振り抜いたが、アスレティック・ビルバオのGKフレン・アギレサバラの好セーブに阻まれ、先制点とはならなかった。結局両チームともスコアを動かせぬまま、前半はスコアレスで終了した。
後半も拮抗した展開に。アトレティコ・マドリードは50分、敵陣中央で縦パスを引き出したグリーズマンが右サイドに展開。オーバーラップしたモリーナが再びグリーズマンへと繋ぎ、ボックス内右のM・ジョレンテにボールが渡る。M・ジョレンテがクロスを送ると、ファーサイドでボールを収めたカラスコがカットインから右足を振り抜いたが、GKアギレサバラが片手で枠外へ弾き出した。
対するアスレティック・ビルバオは54分に決定機。GKからのロングボールが敵陣内でこぼれると、これを拾ったムニアインがワンタッチで前方にパスを送る。これを受けたN・ウィリアムスがボックス内に侵入し右足でニアサイドを狙ったが、GKヤン・オブラクが鋭い反応で凌いだ。
試合の均衡が破れたのは73分、ピッチ中央でボールをキープしたグリーズマンが前方にパスを送ると、途中出場のメンフィス・デパイが相手DFと競り合いボールがこぼれる。後方から走り込んだグリーズマンがこれを拾ってボックス内左へ持ち込むと、最後は左足でグラウンダーのシュートをゴール右隅に突き刺しネットを揺らした。ホームのアトレティコ・マドリードが先制した。
ホームの声援を受けるアトレティコ・マドリードはその後もグリーズマンやデパイ、途中出場のアルバロ・モラタらが中心となりチャンスを作っていく。一方のアスレティック・ビルバオは何度か敵陣内のバイタルエリアに侵入するも、相手守備陣の集中した対応に苦戦し、なかなかシュートまで持ち込むことができない。試合はこのまま1-0で終了し、アトレティコ・マドリードがラ・リーガ2連勝を飾った。次節、アトレティコ・マドリードは25日にアウェイでレアル・マドリードと、アスレティック・ビルバオは26日にホームでジローナと対戦する。
【スコア】
アトレティコ・マドリード 1-0 アスレティック・ビルバオ
【得点者】
1-0 73分 アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)