アーセナル戦で誤審のリー・メイソン氏、英プロ審判協会から双方合意で離脱

 イングランドのプロ審判協会(PGMOL)は17日、プレミアリーグ第23節アーセナル対ブレントフォードで判定のミスをしたリー・メイソン氏が、双方合意のもとで同協会から離れることを発表した。

 11日に開催されたプレミアリーグ第23節において、優勝争い真っ只中のアーセナルの試合で誤審が発生。ブレントフォード戦は1-1に終わっていたものの、アーセナルが喫した失点のシーンでは、アシストしたクリスティアン・ノアゴールがオフサイドポジションにいたことが判明したのだ。しかし、VAR担当のリー・メイソン氏は試合当時、別のシーンの確認のみを行っており、ノアゴールのポジションについて線を引いて確認をすることをせず、そのままゴールを認めていた。

 この事態を受け、PGMOLはブライトンの試合で起こった誤審の事例と合わせて声明で、「VARに重大なエラーがあった」とし、「オフサイドの状況に関連していた両方の事象は人為的なミスであり、今後PGMOLで徹底的に審査していく」としていた。またその後には、同氏を第24節の担当主審から外す決定も下していた。

 そして17日、PGMOLはリー・メイソン氏が双方合意のもとで同協会から離れることを発表。これに伴い、過去15年間でプレミアリーグ通算287試合を担当した51歳のメイソン氏は、今後プレミアリーグの審判を担当しないこととなった。PGMOLは、「リー氏には、プロフェッショナル・ゲームに対するこれまでの貢献に感謝したい。未来での幸運を祈っている」との声明を発表している。

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)