
11日実施の「アーセナルvsブレントフォード」で、審判団にミスが発覚したかもしれない。同日、イギリス紙『デイリー・メール』が報じている。
この試合では、66分にアーセナルが新加入のベルギー代表FWレアンドロ・トロサールのゴールで先制したものの、74分にイングランド代表FWイヴァン・トニーに決められ、同点に。結局、試合はそのまま引き分けに終わっている。
だが、同紙はこの同点弾で判定に誤りがあったと伝えている。この試合でVARを務めたリー・メイソンは、ブレントフォードのイーサン・ピノックがアーセナルのDFガブリエウを押さえつけていたか否かを議論しており、そこでファールは無かったと判断。その後フィフティー・フィフティーの展開が続いた後、ピノックがヘディングでクリスティアン・ノアゴールにパスし、同選手が折り返したボールをトニーが押し込んだ。
しかし、このピノックのパスを受けたノアゴールの位置がオフサイドだったとのこと。さらに、メイソンはこの時にオフサイドラインを引き忘れていたため、このプレー自体が議論されることなくゴールの判定となってしまったと報じた。
PGMOL(イギリスのプロサッカーリーグの審判団を統括する団体)の代表であるクリス・フォイ氏は「人為的ミス。もし、しっかりラインが引かれていれば、得点はオフサイドとして認められなかっただろう」とコメントしている。
結果的に、勝ち点2を失った形のアーセナル。得ていたはずの勝ち点が、最終順位に影響しないことを祈るばかりだが。