
レアル・マドリードに所属する元ドイツ代表MFトニ・クロースが自らの去就について言及した。11日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。
現在33歳のクロースは2014年夏にバイエルンからレアル・マドリードに加入した。すぐさまチーム内で不動の地位を築くと、これまで8シーズン以上に渡って”白い巨人”の中盤に君臨。これまでラ・リーガを3度、チャンピオンズリーグ(CL)を4度、FIFAクラブワールドカップを5度制するなど数多くのタイトル獲得に貢献している。
在籍9シーズン目となった今シーズンもここまで公式戦30試合に出場し2ゴール4アシストを記録。依然としてチームの主力として活躍しているものの、レアル・マドリードとの現行契約が今年の6月末で満了となることから、来シーズン以降の去就には注目が集まっている。
FIFAクラブワールドカップ2023の決勝でアル・ヒラル(サウジアラビア)との激闘を終えた直後にインタビューに応じたクロースは、注目が集まる自身の契約問題に言及。「多くの時間でプレーしているし、まだまだチームの力になれると確信している。過密日程の中ではベンチに回ることもあるし、試合に出場しないこともあるんだ」とコメントしたうえで、クラブ側と今後の契約に関する交渉を行なっていることを明かした。
「来シーズン以降のことは考えているし、クラブとも連絡を取り合っているよ。僕のこれまでの経験上、こうした物事は内部で話し合うのが一番だと思っている。公式発表があれば確実な情報を知ることができる。契約に関しては色々な要素が絡んでいる。素直になるしかないと思っているよ。結論が出るまで長くはかからないだろう。今のところ決定事項はないが、僕もクラブも愚かなことはしないと思うので、僕自身は落ち着いているよ」
果たしてクロースはレアル・マドリードでの10シーズン目を迎えることになるのだろうか。今後も選手側、クラブ側双方の動向に注目だ。