バイエルンSD、カンセロの買取オプション行使否定も「最終的には…」

 今冬マンチェスター・Cからバイエルンにレンタル移籍で加入したポルトガル代表MFジョアン・カンセロが来季もバイエルンに残留する可能性があるのかについて、ハサン・サリハミジッチSD(スポーツディレクター)が言及した。10日、ドイツ紙『キッカー』などの現地メディアが報じている。

 バイエルンは今冬、2022-23シーズン終了までのレンタル移籍でカンセロを獲得。なお、契約は7000万ユーロ(約98億8,000万円)の買い取りオプション付きとなっている。

 現在バイエルンでは、モロッコ代表DFノゼア・マズラウィが軽度の心膜炎で離脱を強いられている他、フランス代表DFリュカ・エルナンデスは右ひざ前十字じん帯断裂で今シーズン絶望。さらに同代表DFベンジャマン・パヴァールは今季終了後に移籍の可能性が浮上しているなど、長期的なサイドバック人材の不足を見越してカンセロの獲得に踏み切ったとみられる。

 しかし、カンセロの買い取りオプション行使について聞かれたサリハミジッチSDはドイツ紙『ビルト』で、「この金額は今後数年間では考えられないと彼にはっきりと伝えた」と設定されている買い取りオプションの7000万ユーロを支払うつもりはないことを明かした。

 それでも、「すべての関係者が是が非でも解決策を模索するということになれば、最終的にはなんとかなることもある。そして彼は我々が何年も前から望んでいたことを知っている」とカンセロの完全移籍での獲得について強気の姿勢を見せている。

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