
レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が、同クラブに所属するブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールについて言及した。7日付けでイギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
5日に行われたラ・リーガ第20節マジョルカ戦にフル出場を果たしたヴィニシウスは、同試合でマジョルカのファン・サポーターから人種差別を受けたと報じられており、その後ラ・リーガは調査の意向を示していた。今回の件に限らず、昨年9月と今年1月に行われたアトレティコ・マドリードとの”マドリード・ダービー”や、昨年12月のバジャドリード戦でも人種差別の被害に遭っているヴィニシウス。そんな同選手について、アンチェロッティ監督は以下のように語った。
「ヴィニシウスか?彼のチームメイトたちか?一体何が問題なんだ?彼らは何から自分を守らなければならないのか、私には分からない。ヴィニシウスに問題があるように見えるが、問題は彼の周りで起こっていることだ」
「スペインサッカーの問題だ。私もスペインサッカーの一部であり、解決しなければならない問題だと思う。ヴィニシウスは加害者ではなく被害者なのだ」