
ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫が、自身の好調ぶりに言及した。7日、ブライトンがクラブ公式サイトに同選手のインタビューを掲載した。
三笘は川崎フロンターレ、ユニオン・サン・ジロワーズ(ベルギー)を経て、今シーズンからブライトンでプレーしている。開幕当初はベンチスタートが続いていたが、ロベルト・デ・ゼルビ監督の就任後からレギュラーに定着。FIFAワールドカップカタール2022終了後は公式戦9試合連続で出場しており、その間5ゴールを挙げるなど波に乗っている。
日本のみならず世界が三笘の活躍に夢中だ。大学でドリブルを研究していた経歴、ブライトンが川崎Fに支払った推定移籍金がわずか300万ユーロ(約4億2000万円)だったことも話題性を高め、欧州で注目の存在となっている。本人も「すべての試合でゴールを決めようと思っていますし、そうすれば勢いに乗ることができます。皆さんが僕に注目しているのは事実ですが、ある意味そのプレッシャーを楽しんでいますね」と、日々楽しみながらプレーしていることを明かした。
先月29日に行われたFAカップ4回戦リヴァプール戦では、土壇場に劇的な決勝ゴールをマーク。「日本ではかなり大きなニュースになりましたが、それを実感しましたね。終了間際の出来事でひときわ大きな喜びがあったからだと思います。とにかく、みなさんが僕に注目してくれることが嬉しいです」と25歳のウインガーは語っている。
4日に行われたプレミアリーグ第22節ボーンマス戦でも終盤にヘディングでゴールネットを揺らし、チームに大きな勝ち点「3」をもたらした。ただ、「ボーンマス戦の自分のパフォーマンスには満足していませんし、あのまま(無得点で)試合を終えたら最悪だと思っていました」と、自身のパフォーマンスには改善の余地があると語っている。
「時間が経つにつれてもっとできることがあったはずなので、悔しいです。我慢してプレーしていましたが、ディフェンシブなチームに対してもっと押し込むべきだと改めて感じました。その質を高めていかないといけないと思います。得点できたのはよかったので、教訓にしなければなりません」
ブライトンの次節は11日に行われ、クリスタル・パレスとの“M23ダービー”に臨む。