
アル・ナスル(サウジアラビア)がバルセロナ所属の元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツへの関心を強めているようだ。7日、スペイン紙『ムンド・デポルティボ』が伝えている。
現在34歳のブスケツはバルセロナの下部組織出身で、2008年9月にトップチームデビューを果たした。以後、中盤の主軸として君臨し続け、ここまで707試合に出場し18ゴール42アシストを記録。数々のタイトル獲得に大きく貢献してきた。今季もここまで公式戦27試合に出場し、キャプテンとしてラ・リーガ首位を走るチームを牽引している。
そんなブスケツとバルセロナとの現行契約は今年6月末で満了を迎える。同選手の去就をめぐっては、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミがかねてより獲得を狙っていることが明らかになっている。しかし、シャビ・エルナンデス監督がブスケツ残留を熱望しているバルセロナも、契約延長オファーの提示を検討中。今シーズン終了後の同選手の去就は現段階で不透明となっている。
そんな中、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと契約を締結したことで注目を集めているアル・ナスルも、ブスケツの獲得を狙っているようだ。報道によると、2030年のFIFAワールドカップ自国開催を目指しているサウジアラビアサッカー連盟は、現在サッカーのさらなる振興と国内リーグの強化に注力しているという。その一環として、アル・ナスルはC・ロナウドに続いてブスケツをスカッドに加えることを検討しているようだ。
アル・ナスルはすでにブスケツに対して2年契約のオファーを提示した模様。年棒総額は1800万ユーロ(約25億円)に上ると伝えられており、選手側の要望をすべて聞き入れる姿勢をとっているようだ。
なお、ブスケツ本人は現在バルセロナからの契約延長オファーを待っている状態だと伝えられている。『ムンド・デポルティボ』は、同選手はバルセロナが提示した契約延長オファーの内容を確認し、その後に他クラブからのオファーを検討する可能性が高いと伝えている。