PSGアドバイザー、ツィエクの移籍交渉を回顧「チェルシー以外は順調だった」

 パリ・サンジェルマン(PSG)でスポーツ・アドバイザーを務めているルイス・カンポス氏が、チェルシーのモロッコ代表MFハキム・ツィエクとの移籍交渉を振り返った。5日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 今冬の移籍市場でスペイン代表FWパブロ・サラビアをウルヴァーハンプトンに売却したPSGは、移籍市場閉幕間際に代役としてツィエク獲得に迫っていた。同選手とは個人合意に達し、メディカルチェック受診のためパリを訪れていることが明らかなっていたほか、チェルシーとも今シーズン終了までのレンタル移籍でクラブ間合意に達したことが報じられていた。

 しかし、最終的には書類で問題が発生。チェルシー側は締め切り前に契約書を2度送信したものの、いずれも署名がなかった模様で、署名入りの契約書がPSGに届いた時にはすでに締め切り時間が過ぎていたという。PSGはフランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)に不服申し立てを行なったが認められず、移籍は実現しなかった。

 移籍成立に迫っていたものの、ツィエクの獲得を逃した形となったPSG。カンポス氏はフランスメディア『Telefoot』で同交渉を振り返りつつ、正しい書類を期限内に提出しなかったチェルシーを批判した。

「我々には選手もいて、すべてを尽くした。でも、移籍というのは3つの当事者がすべてうまく機能する必要がある。この件ではパリ・サンジェルマンと、ツィエクも順調だった。しかし、残念ながら、最後の当事者(チェルシー)がうまくいかなかった」

 なお、移籍が実現せず落胆していると伝えられていたツィエクだが、すぐにチェルシーへと戻り練習に合流し、3日に行われたプレミアリーグ第22節のフルアム戦では先発出場を果たしている。

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