
ウェストハムを率いるデイヴィッド・モイーズ監督が、同クラブに所属するイングランド代表MFデクラン・ライスの去就に言及した。4日、イギリスメディア『BBC』が報じた。
現在24歳のライスは2013年にチェルシーの下部組織からウェストハムの下部組織に移り、2017年5月に18歳でトップチームデビュー。これまで公式戦通算221試合に出場し、現在はキャプテンも務めている。
代表で39キャップを刻んでいる守備的MFの契約は2024年夏まで。古巣チェルシーやアーセナルなどが獲得に関心を示している。ただ、ウェストハム側はライスとの契約を1年延長可能なオプションを持っている模様で、1億ポンド(約160億円)を超える強気の値札をつけている。
モイーズ監督は4日に行われたプレミアリーグ第22節ニューカッスル戦後、ライスについて次のように語った。
「疑いの余地なく、デクランはトッププレイヤーになっている。彼がウェストハムを去ることになれば、彼がイギリスの移籍金記録を更新するだろう。値段についてあれこれと言われているが、実際に移籍することになったとしても、デクがそれらの声を吹き飛ばすことは間違いない」
これまでの英国史上最高額となる移籍金は、今冬の移籍市場でベンフィカからチェルシーに加入したアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスの1億700万ポンド(約170億円)だ。ライスは果たして、半年でプレミアリーグの移籍金記録を塗り替えることになるのだろうか。