
■前回のあらすじ
勉強するよう約束していたにもかかわらず、娘のノートは真っ白。そんな娘に大声をあげると、夫に「追い詰めすぎだ」と言われてしまう。しかし塾も学校もサポートしている薫は、何もしないのに文句を言う夫に不満もあって…。
私だって娘を怒りたくて怒っているわけじゃない。怒らなくても成績が上がるならそうしたい…。そう思っているけれど、のんびりしている娘にどうしてもイライラしてしまう。その1日、1時間を大切にすれば、成績が伸びていくはず…そう思うと、焦る気持ちが止められませんでした。
私の目の前にいたのは、何も見えていないかのような虚ろな目をした娘でした。よく笑ってお友だちのこと、勉強のことを話してくれていた娘の姿はそこにはなく…。
「私立中学に行けば6年間も好きなことに熱中できる」「整った設備の中で、充実した学生生活を送ることができる」…そんな希望を娘に話して始めた中学受験。それなのに家族の心はバラバラになってしまったのです。
※この漫画はフィクションです