
トッテナムは、ビジャレアルからエヴァートンへの移籍が間近に迫っていたオランダ代表FWアルノー・ダンジュマの“ハイジャック”成立に近づいているようだ。24日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
ビジャレアルからの移籍が噂されていたダンジュマは、プレミアリーグで19位に沈むエヴァートンへの移籍が迫っているとされていた。同クラブはすでにビジャレアルと今季終了までの期限付き移籍で合意したとされ、21日にメディカルチェックも済ませていたという。移籍実現に向け、残すは契約にサインするのみという状況だった。
しかし、24日に行われるはずだったエヴァートンとの正式なサインを前に横槍が入った。トッテナムがダンジュマの“ハイジャック”に向けて、同じく期限付きでの獲得オファーを出したのだ。トッテナムとビジャレアル、そして選手サイドは24日、移籍に向けて早急に合意に到達。ダンジュマは現在、トッテナム移籍のためのメディカルチェックに向け、ロンドン入りしたという。
現在25歳のダンジュマは、PSVの下部組織出身。その後のプロキャリアでは、NECやクラブ・ブルージュでプレーした後、2019年夏にボーンマスへと移籍した。ビジャレアルでは2021年夏からプレーしており、昨シーズンは全公式戦34試合で16得点を挙げる活躍を見せた。今季は序盤戦で負傷していたこともあり、17試合出場で6ゴールという成績になっている。
チャンピオンズリーグの決勝トーナメントも控えるトッテナムにとって、選手層が心許ない前線に頼もしい新戦力が加わることとなりそうだ。