低迷続くセビージャ、新戦力獲得のために人員整理へ…MFヤヌザイやMFパプ・ゴメスらが放出候補か

 セビージャは、今冬の移籍市場でベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイやアルゼンチン代表MFパプ・ゴメスらの放出を検討しているようだ。23日、スペイン紙『アス』が報じている。

 成績不振により解任されたフレン・ロペテギ前監督の後任として迎えられたホルヘ・サンパオリ監督だったが、昨年10月の就任以降もチームの状態は上向かず、一時はラ・リーガで19位にまで転落。21日に行われた第18節で残留を争うライバルのカディスに1-0で勝利し、なんとか降格圏を脱出したものの、いまだに苦境が続いている。

 そんなセビージャは、今冬の移籍市場でラ・リーガ残留に向けて、レンヌからDFロイク・バデを獲得し、アヤックスへのレンタル移籍中だったFWルーカス・オカンポスを復帰させた。さらに、同クラブのモンチSD(スポーツディレクター)は補強を画策しており、サン・ロレンソのDFフェデリコ・ガットーニとリヨンのMFジェフ・レーヌ・アデレードの加入は決定的なようだ。

 一方でセビージャは、新たに2選手を獲得するのにあたり、人員整理を迫られているという。現状、トップチーム登録の空きは1枠のみで、新戦力を迎えるには、選手の放出を余儀なくされている模様。『アス』によると、放出候補の筆頭はMFアドナン・ヤヌザイで、すでにバレンシア移籍が近づいており、昨日はチームメイトとトレーニングを行わなかったことを報じている。

 また『アス』は、MFパプ・ゴメスとMFトーマス・デラネイの名前も挙がっていることを指摘。前者は「クラブは彼の退団を強く望んでいるが、元アタランタの選手はシーズン終了までネルビオンに留まる意向である」とし、後者は「コペンハーゲンやベシクタシュからオファーが来ているものの、まだどちらも選んでいないようだ」と併せて伝えている。

 近年はラ・リーガ3強に喰ってかかるほどの強さを誇っていたセビージャ。低迷が続くアンダルシアの名門は果たして、今冬の移籍市場で悪い流れを断ち切る“カード”を手にすることができるのだろうか。

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