前半は“王者”を圧倒も…セティエン監督、レアルの不撓不屈の精神に「マドリーはマドリー」

 ビジャレアルを率いるキケ・セティエン監督が、19日に行われたコパ・デル・レイ(国王杯)・ラウンド16 レアル・マドリード戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 10月のキケ・セティエン新監督就任当初は苦境に立たされたものの、徐々に同指揮官のスタイルがチームに浸透してきたビジャレアル。直近のラ・リーガ3試合ではバレンシアやレアル・マドリードを撃破し、4位にまで浮上した。新スタイルの完成に近づく中で19日、国王杯・ラウンド16でレアル・マドリードと対戦。前半はMFエティエンヌ・カプエとFWサムエル・チュクウェゼが決めて2点のリードを奪うなど、欧州王者を圧倒した。しかし後半、レアル・マドリードに“不撓不屈”の精神を発揮されて3失点。2-3で逆転負けを喫した。

 まず、セティエン監督は「前半はマドリーをあれだけ出し抜いていたのに…。マドリーはマドリー。最大限のことを要求してくる。私たちの選手は良いクオリティを示していたけど、徐々にプレッシャーがかからなくなり、痛い目に遭った。それに要求が追いつかず、ボールロストが増えたことも(結果から)非難された原因だ」と省察。続けて「マドリーを相手に90分間守り抜くのは簡単なことではない。彼らは決して諦めることをしない、それは確かなこと」とレアル・マドリードが体現した“不撓不屈”の精神について言及した。

 またセティエン監督は、チームのパフォーマンスは欧州王者に迫るものだったことを強調。同指揮官は「誰だって負けたくはない。このラウンドを突破することは十分に可能だったよ。相手GKを前に3、4回リードするチャンスがあったけど、相手DFの素早い対応に阻まれた」と語りつつ、「それにいくつかのポジションが(人数的に)ショートしていた。私たちは負傷者を多く抱え、さらに今日の試合で2人の選手をピッチから出さなければならなかったんだ。マドリーは後半、それをうまく利用してきた」とレアル・マドリードの強かさに、悔しさを味わったようだ。

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