
去就に注目が集まっているドイツ代表FWユスファ・ムココが、現在所属しているドルトムントとの契約延長に近づいているようだ。19日、ドイツメディア『ビルト』が報じている。
現在18歳のムココは、ドルトムントのユースチームで活躍を見せ、2020年8月にトップチームデビュー。その後、ブンデスリーガとチャンピオンズリーグの史上最年少出場記録を塗り替えるなど、これまで公式戦通算59試合出場で11ゴール8アシストを記録。さらに、FIFAワールドカップカタール2022メンバーにも選出され、1試合に出場した。
そんなムココとドルトムントの現行契約は2023年6月30日までとなっており、去就には注目が集まっている。クラブ側は契約延長のオファーを提示しているが、同選手にはリヴァプールやバルセロナ、ニューカッスルなどのビッグクラブからの関心が寄せられており、新契約締結には至っていなかった。
それでも、今月16日にはドルトムントのセバスティアン・ケールSD(スポーツ・ディレクター)がムココに対して、クラブとしては限界までの魅力的なオファーをしているとメディアの取材で発言。その影響もあってか、ついに契約延長で合意に向かっていることが明らかになった。
報道によると、プレミアリーグのビッグクラブは3000万ユーロ(約41億円)の契約金でムココを獲得しようとしたものの、ドルトムントは最大600万ユーロ(約8億円)の年俸に加え、1000万ユーロ(約13億円)を超える手付金で3年契約を締結することで同選手と合意したという。
また、22日に行われるブンデスリーガ第16節のアウクスブルク戦前までに新契約を締結することも報じられている。なお、ムココが契約延長を決断した理由については、若い頃から同選手をサポートしていたドルトムントのトレーナーやアシスタントとの関係性が影響を与えたことも伝えられている。