
ドルトムントがマンチェスター・Uに所属しているスウェーデン代表FWアンソニー・エランガのレンタル移籍を検討している模様だ。イギリスメディア『talkSPORT』が16日に報じている。
今シーズン、エランガはエリック・テン・ハフ監督のもとで定位置を掴み切れていない。現状ではイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード、ブラジル代表FWアントニーの後塵を拝しており、直近のプレミアリーグではポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが右サイドでプレーしていた。さらに、U-20アルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョの台頭もあって序列が下がっている。14日に行われたプレミアリーグ第20節、マンチェスター・Cとのダービーマッチではベンチで試合終了のホイッスルを聞いていた。
このような状況の中、エランガは今冬の移籍市場で新天地を求める可能性があるという。以前からエヴァートンがレンタル移籍での獲得を画策していることが報じられており、『talkSPORT』によるとボーンマスも問い合わせを行ったという。エランガに興味を示すクラブはイングランド国内だけではなく、ドルトムントもレンタル移籍での獲得を検討しているようだ。エランガ自身にもブンデスリーガへの挑戦は魅力的に映っていると伝えられている。
現時点で決断はマンチェスター・Uに委ねられている。クラブは移籍にゴーサインを出したわけではないが、『talkSPORT』によるとウインガーがもう1名チームに加われば移籍を認める可能性が高いという。攻撃陣の頭数について、同メディアは現在離脱を強いられているイングランド代表FWジェイドン・サンチョの存在を指摘。同選手が“完全復活”を果たせば、エランガの移籍が進展するかもしれない。
現在20歳のエランガは、スウェーデンのエルフスボリとマルメの下部組織でプレーした後、マンチェスター・Uの下部組織に移籍。2020-2021シーズンにトップチームデビューを飾った。昨季はプレミアリーグで21試合に出場しただけでなく14試合にスタメンで出場。一方、今季はここまでプレミアリーグ13試合に出場しているが先発出場は5試合と限られている。