憧れのPGAツアーで「緊張は全然している」 大西魁斗が感じた“重み”

<ソニー・オープン・イン・ハワイ 初日◇12日◇ワイアラエCC(米ハワイ州)◇7044ヤード・パー70>

目指す目標に向けて、まずまずの滑り出しとなった。2023年の新シーズンは米国男子下部ツアー(コーン・フェリーツアー)を主戦場に戦う大西魁斗。推薦で得た“レギュラーツアー”のハワイ戦で新年初戦を迎えたが、2バーディ・1ボギーの「69」で回り、1アンダー・暫定53位タイで初日を終えた。

出だしはややつまずいた。10番パー4からティオフし、ティショットで「いいショットを打った」とフェアウェイに運んだものの、2打目をグリーン右手前のラフに外してボギー発進。「あれ(2打目)はミス。もったいないミスをしてしまったので、それがどうなるのかなと思った」といきなり暗雲も漂った。

それでもナイスセーブをみせながら迎えた折り返し直前の18番パー5でバーディを奪うと、続く1番でも連続バーディ。その後はパーを並べ続けてホールアウト。午前組でのスタートだったことから、終了時には「何位かも全然わからないけど、それが65位以内だったらいいな」と話していたが、それを上回る位置につけている。

「ついに来た」というPGAツアー。自身が目指す舞台でのプレーとなり、もちろん「緊張は全然している」。とくに「ゴルフの状態はその日によって変わる。この舞台がPGAツアーということもあって、最初のほうはどういうスタートができるかなという不安での心配」と気を張りつめた。そのなかでまずまずのスタートには、少しばかりの安どをみせる。

そして、米ツアーならではの“重み”も感じた。「ボギーを打った時の重み。コース的にも簡単に(バーディを)獲れるところはなく、基本的にちゃんといいショットを打ってのバーディしかないので。その面で重みを感じます」とレベルの高さも実感した。それでもこの日のボギー数はわずかにひとつ。あす以降の自信につながるかもしれない。

まずは予選通過を目標に掲げている今大会。「まだ直さないといけないところがたくさんある。ちょっとずつフィーリングと(それが)現実のスイングになっているのかをチェックして、パターを練習しようと思います」。たくさんの収穫を得て、大きく前進する4日間にしたい。

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