24歳の誕生日に渡米「ウサギのように飛躍を」 畑岡奈紗が7年目のメジャー制覇へ決意

7年目のシーズンに向け、畑岡奈紗が来週19日から始まる米国女子ツアー開幕戦「ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」(フロリダ州・レイクノナG&CC)に向け飛び立った。24歳の誕生日となった13日に渡米。「ワクワクしている」という今の心境を話した。

昨年11月20日にシーズン最終戦を終え帰国。10日間ほどゆっくり休んだ後、12月はイベント出演や、日頃お世話になっているスポンサーへのあいさつ回りなど忙しく過ごしてきた。ただ、その間も「週2〜3回」のトレーニングやラウンドは欠かさず。年始に迎える初戦に備えてきた。「あっという間だった」という束の間のオフには、指導を受ける黒宮幹仁コーチとともにスイング作りに取り組んだり、新たな練習法にも挑戦。これまで行ってきたドリル練習は控えめに、「トレーニングしたことをスイングにうまくつなげる」という部分にフォーカスしてきたと話す。

卯(ウサギ)年の2023年は、年女として過ごす一年になる。目標を聞かれると「ウサギのように飛躍する」とニッコリ。そしてその“飛躍”は、悲願の「メジャー優勝」に他ならない。

今年は4月の「シェブロン選手権」の会場が、これまでのカリフォルニア州のミッションヒルズCCからテキサス州のザ・クラブatカールトン・ウッズに変わったり、6月の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」と7月の「全米女子オープン」が1週空けて続くという変更がある。「シェブロンも初めてのコースですし、US(全米女子)とKPMGが連続でくる。4月、5月、6月にピークを合わせられるようにしたい」と、序盤戦の活躍をカギに挙げた。

開幕戦は先日ブランドアンバサダー就任が発表された『ヒルトン・グランド・バケーションズ』が冠スポンサーを務める大会。過去2年間の優勝者しか出場できない「特別な試合」では、ホステスプロとしての責務も背負う。ただスポーツ界などのセレブたちとのプロアマ形式で行われる大会では「試合だけど楽しくセレブと回ることができれば」と、変に気負わずプレーしていくつもりだ。

開幕戦を終えると再び日本に戻り、「ホンダLPGAタイランド」から始まる2月末からのアジアシリーズを戦っていく。年末年始は友人との時間を過ごしたり、12日には家族に誕生日を祝ってもらうなど日本でしっかりと英気も養った。「まだオフの過ごし方も毎年探り探りで、何が正解かも分からない。少しでも強くなれないかなと探りながらやっている」。短い冬に得た成果を、大きな“飛躍”につなげていく。

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