
<ソニー・オープン・イン・ハワイ 事前情報◇11日◇ワイアラエCC(米ハワイ州)◇7044ヤード・パー70>
アマチュア時代にプロトーナメントで優勝、昨年に鳴り物入りでプロ転向した中島啓太のプロゴルファーとしての一年がいよいよ始まる。その初戦は「この試合で自分のスタートラインを知れて、たくさん試合に出させてもらった。モチベーションのあがるきっかけでした」という「ソニー・オープン・イン・ハワイ」だ。
昨年大会では予選ラウンドを5位タイで通過、だが3日目に崩れて41位に終わった。その時のことは昔のように思い出す。
「3日目のゴルフはすごく覚えています。練習ラウンドで回っていても、ここからああいうミスをしたなとか、そういうイメージは残っている。今は同じミスをしないような自信はありますし、まずは週末プレーできるように集中したい」
今年はプロとして迎える戦い。調子は上がってきている。「去年、扁桃炎で体重が落ちたときにプロ転向したので苦しかったのですが、今はすごくいい感じです(笑)。シーズンが終わって、そこから体調も戻りましたし、いい感じに戻ってきているので、今年はすごく楽しみな一年になると思います」と出てくる言葉も明るい。
また、今大会から投入するテーラーメイド『ステルス2 プラス』も楽しみな要素の一つ。「以前のステルスよりもやさしく、さらに飛んでくれる印象がありますし、僕もすぐにスイッチできました」と新兵器も“楽しみな一年”を後押ししてくれそうだ。
プロとしてのこだわりも出てきた。「プロゴルファーになって、週末にプレーするというのは一番大事。試合に勝ちたいという思いはアマでもプロでも変わらずにできていると思いますし、それが一番重要なこと。ただ、週末にゴルフをしないと下手になっちゃいそうな気がするので(笑)、そこにしっかりこだわりを持って、やりたいなという風に思っています」。まずはこの試合から一年の成長をしっかりと噛みしめたい。