テーラーメイドが『ステルス2』を発表 タイガー・ウッズは「後方のリングが気に入ったよ」

11日(水)、テーラーメイドは都内で2月17日(金)に発売される『ステルス2』の発表を行った。ここには、同社と契約を結ぶ塩見好輝と岡山絵里も出席。昨年、カーボンフェースで爆発的に売れた前作の『ステルス』から、どこが進化したのかをアピールした。

ドライバーは『ステルス』のラインナップと同じ、『ステルス2 プラス』、『ステルス』、『ステルス HD(ハイドロー)』をラインナップ。赤いカーボンフェースはそのままに、カーボンクラウン、カーボンソール、カーボンコンポジットリングと、カーボンの使用率が初めて金属の使用率を超えて慣性モーメントがアップし、よりやさしく飛ばせるように進化した。『FAR』(遠くへ)と『FOR GIVENESS』(やさしく)を合わせた造語、『FAR GIVENESS』をスローガンに掲げる。

『ステルス2』のテストを行ったタイガー・ウッズ(米国)が映像で登場し、「見た目が好き。後方のリングが気に入ったよ。僕のためにデザインしたのかい?」と、ヘッド後方を縁取るように入った赤いラインを絶賛。さらに、「トゥ側とヒール側で打ってみたけど、とても寛容で、プロでもアマチュアでも役立つクラブだね」と語っている。

また、昨年のマスターズ覇者で世界ランキング2位のスコッティ・シェフラー(米国)は、「スクエアに見えて僕には構えやすい。構えたときに大きく見えるのがいいね。打ってみたら前よりもいい。しがみつくようにフェアウェイに留まってくれるね」と、ナイスショットを連発。ミスヒットしても300ヤード飛ぶことに驚き、本人は昨年12月の「ヒーローワールドチャレンジ」で投入したがっていたが、スタッフが「もう少し我慢してくれ」と止めたという。

発表ではトークセッションも行われ、新ドライバーをテストした塩見は「一番感じたのは球に当たったときのフェースのやわらかさ。球を押している感覚が強く残っている」と打感が良さを実感。また「ステルス2とステルス2プラスは、はっきり差が出る。ステルス2はコントロールできて、ステルス2プラスは球が抑えられる」と前作よりもモデルの特徴が分かれていることにも触れている。『ステルス HD』をテストした岡山は、「前作よりも構えやすくなりましたし、つかまりやすい」と見た目に惚れ込んだ様子だった。

先週、2023年米国男子ツアー初戦で優勝争いを繰り広げたコリン・モリカワ(米国)もすでに投入。今週「ソニー・オープン・イン・ハワイ」に出場する中島啓太も新ドライバーで戦う予定となっている。今年も世界各国のツアーで『ステルス2』旋風が起きるかもしれない。

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