
日常にひそむちょっとした胸キュン。
誰でも少しは覚えがありますよね。
わが子のちょっとした仕草や言葉へのキュンやアイドルとテレビ越しに一瞬目が合ったような気がしたときのキュン。
キュンとすると気持ちがぱっと明るくなりますし、血液の循環がよくなり、体温も0.5度くらいアップする気がします。
たぶん身体にもいいんでしょう。
そんな胸キュンを自ら求めるのがキュン活。
毎日キュン活している人も、最近していないという人も、キュン活で心にうるおい、気持ちに張りと活力を与えましょう。
ちなみに、胸キュンという言葉はカネボウ化粧品の1983年のCMソング「君に、胸キュン。」の大ヒットから一般にも使われるようになりました。
読者の多くは生まれる前か生まれたばかりではないでしょうか。
自らの意志とは関係なく訪れる受動的なものでしたが、一時期死語に近かった「胸キュン」が30年以上の時を経て「キュン活」へとバージョンアップして復活しました。
キュンの源はあちこちにころがっている
日々の子育てや仕事、家事に追われてすさんだ心が、キュンとすることで癒され、結果的に夫や子どもに対しても優しくなれるとい効果もあるキュン活。
いつ、何に、どうキュンとしてもいい、自由なのがキュン活のいいところですね。
みんなはどんなことにキュンキュンしているんでしょうか。
ちなみに不倫がらみはキュンどころではないので外しておきますね。
芸能人
ジャニーズから宝塚、イケメン俳優、お笑い芸人まで芸能人はキュンの宝庫ですよね。
もちろん彼らはそれが仕事ですから、遠慮なく、思いっきりキュンキュンしてよし!
夫が嫉妬するかもしれませんが、その辺はほどほどに調整しましょう。
わが子の成長
わが子のかわいさには問答無用でキュンとしますよね。
特に、幼いころのかわいさは一生の宝物。
動画や画像にしっかり記録、面白発言もメモしておきましょう。
時が経つほどにいとおしさと価値が増すので、今はキュンとしなくても、十年後にはいい感じになっています。
ビンテージ感が出るまでストックしておきましょう。
かわいい動物・ペット
これは定番ですね。
猫だけでなく、ハリネズミ、カピバラなど、愛らしい動物の仕草に癒やされます。
筆者は猫と遊んだり猫動画を見ていると時間を忘れます。
知り合いの異性
私ではありませんが、「異性の友人とたまに会って食事をしている」という人がいます。
食事くらいならぎりぎりセーフでしょうか……。
2人きりだとアウトという考え方もあるでしょうね。
また、習い事の先生にキュンとしているという方もいます。
憧れの先生に習えば習得も早そうです。
ある知人は美容室の担当者がイケメンになったので髪を切るのが楽しみだと言っていました。恋愛に発展しないキュン活で美しくなれるならいいですよね。
マンガ、アニメ、ゲーム、小説の登場人物
オタクと言われても好きなものは好きだし、格好いいものはかっこいい。
二次元の存在は、堂々と(精神的な)浮気ができるのがいいですよね。
誰にも責められることがないですし、傷つくこともありません。
筆者は最近「金の国 水の国」というマンガでキュン活しました。
自分のためにマンガを買うなんて十数年ぶり。
うちの長女(二十歳)もキュンキュンしていましたから、女性なら年齢を問わず無責任にキュンキュンできるファンタジーはおすすめです。
自分の「キュン」に正直になろう
さまざまなキュン活がありますが、キュン活は「自分の心」がときめくことがすべて。
人にどう見られるかはまったく関係ありません。
流行っているから、人にうらやましがられるから、SNSで映えるから、なんていう理由ではなく、自分がいいと思うもの、自分の心が反応するものを素直に求めていくことがキュン活の神髄です。
つまり、キュン活は自分の感性を満たしてあげること。
それがストレスフルな毎日から自分を解放することにもつながるからなんじゃないかなと思います。
どんどんキュン活しましょう!
毎日がもっと楽しくなりますよ。
(文・曽田 照子)