西郷真央が使っていた『SM9』、申ジエ使用の『SM10』が、中古ウェッジの人気トップ3にランクイン【中古ギアランキング】

10月の中古クラブランキング・ウェッジ部門は、タイトリストのボーケイSMシリーズがベスト3を独占。各モデルの人気の理由や気になる価格など、現在のトレンドをゴルフパートナー藤沢長後店の店長を務める島田辰也店長がチェック。
これを選んでおけば間違いなし。ウェッジで圧倒的な人気を誇るボーケイSMシリーズがベスト3を独占した10月のランキング。1位は10か月連続で2022年発売の『SM9』、2位は6か月連続で2020年発売の『SM8』と、相変わらずの2強に加え、3位に2024年発売の『SM10』が入った。

1位の『SM9』は、メジャー制覇した西郷真央が今季初めまで使用していたモデル。彼女のウェッジは全般的にトゥ側に当たっており、“死球”で柔らかい球を打ちたい意図が見られる。58度は鉛を貼っており、ヘッドの重さを生かしてゆったり振りたいのだろう。

また、3位の『SM10』は、現在多くのツアープロが使用している人気モデル。アプローチの名手申ジエは、「ウェッジも小さいヘッドが好き。アイアンと同じでハイバンスがいいです。いろいろな弾道を打ち分けるので、私はバンスがある方が打ちやすいですね」と絶賛していた。

『SM10』は11月1日より、新品が27,500円から19,800円へとマークダウン。それに先行する形で中古市場でもお買い得になったことが理由のひとつに挙げられる。「やはりマークダウンの影響力は絶大で、新品の売れ行きが良くなっています。それに併せて中古相場も下がってきているので、購入を考えていた方が手にするケースが増えています」。平均販売価格は、中古で『SM10』が15,000円から、『SM9』が13,000円から、『SM8』が11,000円からと、モデルごとに2,000円の差が付けられている。

「ボーケイシリーズは『ダメがない』完成度の高いウェッジ。たとえモデルが違っても統一感を出せるので、使用頻度の高いSWだけ新しいモデルにする方も少なくないんです。欲しいロフトで状態の良いものを選ぶのが良いでしょう」

5位のキャロウェイ『OPUS』(2024年発売)も、マークダウンがきっかけで販売数が伸びている。9月に新作『OPUS SP』が発売されたことで、『OPUS』の平均販売価格は中古で12,000円から。同じ2024年発売のボーケイよりも割安感があるのも人気につながっている。

「キャロウェイのウェッジはスピン性能に定評があり、『OPUS』も期待通りのスピンが入ります。ドライバーやアイアン、他のキャロウェイのクラブを使っている人からの人気が高く、特にアイアンを使用していれば流れの良さが感じられると思います」。

9月の3位から6位へとランクを落としたものの、根強い人気があるのがクリーブランドの2023年発売、『RTX-6 ZIPCORE』だ。「ボーケイウェッジよりも、やさしいイメージがあること、また価格も手頃なところが選ばれる理由。出っ歯過ぎないクリーブランドらしい顔で構えやすく、出球のイメージもしやすいです」。平均販売価格は中古で12,000円から。プロの使用率も高く、あらゆるライから納得のいくショットが打てそうだ。

【2025年10月の中古クラブランキング(ウェッジ編)】
1位 タイトリスト VOKEY SM9 ツアークロム
2位 タイトリスト VOKEY SM8 ツアークロム
3位 タイトリスト VOKEY SM10 ツアークロム
※ゴルフパートナーの10月の統計

■解説
ゴルフパートナー藤沢長後店 島田辰也店長
しまだ・たつや/ゴルフパートナー独自の社内認定制度「中古クラブアドバイザー」は、クラブの価値を正しく見極め最適な提案をするエキスパート。欲しいクラブがあれば「まずは相談してみて」と、予算に応じてベストなクラブを見つけてくれる。

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