ツアー最多の114ラウンド 竹田麗央が米1年目を総括「自分のゴルフが通用する」

<CMEグループ・ツアー選手権 最終日◇22日◇ティブロンGC(フロリダ州)◇6734ヤード・パー72>

ルーキーの竹田麗央はシーズン最後のラウンドを終えるやいなや、来年に向けての課題を口にした。6バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「71」と伸ばしきれず、トータル12アンダー・13位タイでフィニッシュ。「グリーンからちょっとだけ外れたところから簡単にボギーになったりする。自信を持って寄せられるように」。ショートゲームの重要性を痛感した。
パーオン率は77.02%で2位。ショットの貢献度を示す『ストロークゲインド・ティ・トゥ・グリーン』も1.84で2位につけるショットメーカー。ただ、アプローチ、パッティングのスタッツは下位に沈みがちだった。土手に当てて勢いを殺すアプローチなど、日本よりも引き出しは増えたと胸を張るが、もっとパーセーブできる確率を上げたい。

昨年は日本ツアーで初優勝を含む8勝を挙げ、年間女王に輝いた。日米共催「TOTOジャパンクラシック」を制し、今季から米ツアーが主戦場。5試合目の「ブルーベイLPGA」で独走優勝を飾り、華々しくスタートした。だが、そこから2勝目は挙げられず。「獲りたかった」と明かしたルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)は山下美夢有に譲った。

「全米女子オープン」2位を含むトップ10入り8回の活躍。ポイントランキング4位と輝かしい成績を残したが、もどかしさも募らせる。

「去年は日本ツアーでたくさん優勝できたけど、こっち(米国)はそんな簡単に優勝できない。優勝争いも何試合かしか絡めなかった。そこはすごく差を感じたけど、やっぱりこっちで自分のゴルフを出したいと改めて感じました。みなさん上手だけど、自分のゴルフをしっかりやったら通用する、っていうのが一番の発見だったと思います」

ホステスプロとして凱旋出場するためエントリーを回避した1試合を除き、ツアー最多の31大会に出場した。ラウンド数もツアー最多の114。「移動は遠いので疲れたりもしたけれど、まあでも、寝たら大丈夫(笑)」。どこでも寝られるという“長所”にも助けられ、最後はタフな8連戦を駆け抜けた。

日本に帰ってから最初にやりたいことは? そう聞かれると、5秒以上も熟考したうえで「ラーメンが食べたい」。1日だけ、フロリダディズニーで羽を伸ばしてから、大好きな家系ラーメン屋に向かう。(文・笠井あかり)

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