昨年は回避したアワードにも出席 西郷真央は最終戦に憂いなし「今年1年間の集大成」

<CMEグループ・ツアー選手権 事前情報◇19日◇ティブロンGC(フロリダ州)◇6734ヤード・パー72>

1年前、西郷真央は米女子年間表彰式の『ロレックスLPGAアワード』に声がかかっていたが、出席を見送った。ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)の候補者としてだったが、最終戦まで争っていたこともあり、西郷の心境はちょっぴり複雑だった。
「昨年はハワイ(ロッテ選手権)から調子が悪かった。この試合も引き続き、調子が良くなかったし、新人賞もかかっていたので、正直、自分のプレーに集中するのが難しい大会だった。初日前半が悪いスタートだったので、よりプレッシャーがありましたね」

そして新人賞を戴冠。さらに今年は「シェブロン選手権」覇者としてアワードに出席し、昨年持参していたもののお披露目できなかった“全身ルイヴィトン”のドレスで登壇することができた。

トップ60しか出場できないフィールドに、ランキング9位で2年連続2度目の出場。昨年は最終日に「66」をマークして25位で終えた。「なんでこんなに柔らかいんだろう、っていうくらい。スコアが伸びやすいセッティングだと感じた」。伸ばしあいの大会ながら、例年以上のロースコアが必要になりそう。昨年は警戒していた落としてはいけないエリアも、今年は比較的、易しくカバーできそうにも感じている。

得意としない特徴的なバミューダ芝のなか、2カ月ぶりの“個人戦”だった先週は11位に入った。「(調子は)先週と特に変わりない。4日間、状態を維持することも難しいけれど、今年のひとつの課題でもある。いい状態を維持したい」と、赤字を並べることを目指していく。

「1年間があっという間でした。いろんな経験をすることができて、またひとつ、成長できた。今年1年間やってきた集大成だと思うので、しっかり力を発揮したい」。新人賞のトロフィーを獲得した地で、次は“優勝カップ”を掲げたい。(文・笠井あかり)

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