綾野剛、自身の提案シーン採用される「監督はあっちですから」褒め言葉に謙遜【星と月は天の穴】

【モデルプレス=2025/11/18】俳優の綾野剛が18日、都内で行われた映画『星と月は天の穴』(12月19日より公開)の完成披露上映会舞台挨拶に、共演の咲耶、田中麗奈、メガホンをとった荒井晴彦監督とともに登壇。綾野が、自身が発案したシーンについて明かす場面があった。

【写真】監督をすかさずフォローする綾野剛

◆綾野剛「珍味な作品」映画をアピール

荒井監督の長年の念願だった吉行淳之介氏による芸術選奨文部大臣受賞作品を映画化した本作。過去の離婚経験から女を愛することを恐れる一方、愛されたい願望をこじらせる40代小説家の日常を、エロティシズムとペーソスを織り交ぜながら綴っている。

主人公の矢添克二を演じる綾野は、本作がついにお披露目される心境を尋ねられると「率直にとても嬉しいです。今日という日を迎えられて」と笑顔。「この作品を試写で見た時に、映画っていろんな見方があると思うんですけど、この作品は目で見ると言うよりかは、耳で聞く映画であり、読む映画とも言えるなと感じました」と吐露した。

続けて「こういった作品になかなか出会えないというか、荒井さんの前でこんなこと言うのもなんですけど、珍味な作品だと思うんですよ(笑)。なので、その珍味を味わっていただいたらいいなと。僕自身もこの作品を試写で見た時に、現場では感じられなかった味わいっていうのをたくさん感じられました」と語り、「咲耶さんと田中麗奈さん、そしてもう1人、岬(あかり)さんという方がいらっしゃるんですけど、その3人の女性の在り方がとても豊かで、この作品が今の時代に出ていく理由っていうところでは、僕自身がそこまで強いメッセージを込めたというよりか、言葉の美しさや滑稽さ、小説家である言葉を生業にしている矢添から放たれる言葉っていうのはどこかおかしく、ある種、今の時代で言うところの化石男とも言えるので、そういった部分を楽しんでいただけたらいいなと思います」とアピールした。

◆綾野剛、自身の提案シーン採用される

また、田中が演じる矢添のなじみの娼婦・千枝子が、タバコを咥えてペディキュアを塗るシーンは綾野が発案したそうで、荒井監督が「監督はあっち(綾野)ですから」とコメントすると、綾野は「いやいや、違います(笑)」と苦笑しつつ、「とてつもなく優秀な助監督さんがいらっしゃって、(助監督と)ともに監督の話を聞いて『たぶんこういうことを言っているよね』という話をして、それをそのまま伝えにいっていたんですけど、足のマニュキュアを塗っている姿が美しくて、2人とも喫煙する設定で、白黒の作品でもあるので、タバコの煙の揺らぎみたいなものがあったら感情が伝わってくるんじゃないかなと。もともとそういうことをやりたいということで、『タバコを持っていただいたらどうですか?』って話でそうなっただけで、あくまでも荒井さんから出てきたものを(助監督と)ともに考える感じでした」と振り返った。(modelpress編集部)

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