日本代表、森保監督の通算100試合目はボリビアに3発快勝! 3連勝で2025年を締め括る

 キリンチャレンジカップ2025が18日に行われ、日本代表とボリビア代表が対戦した。

 FIFAワールドカップ26アジア最終予選を首位で終え、8大会連続8度目のワールドカップ出場を決めた日本代表が、2025年のラストマッチに臨む。今回の11月シリーズでは、14日に『豊田スタジアム』にてガーナ代表と対戦し、南野拓実と堂安律のゴールで2-0と勝利。10月シリーズ2戦目のブラジル代表戦(○3-2)に続き、国際Aマッチ2連勝を飾っていた。

 ガーナ代表戦から中3日で迎える今回のゲームでは、ボリビア代表と激突。ボリビア代表はFIFAワールドカップ26南米予選を7位で終え、来年3月に行われる大陸間プレーオフへの出場圏を手にしている。今回のゲームは、8大会ぶり4度目のワールドカップ出場権をかけた“決戦”の前のラストゲーム。ボリビア代表としても、勝って勢いに乗りたいところだ。

 日本代表を率いる森保一監督は、ガーナ代表戦からスターティングメンバー7名と大幅な入れ替えを実施。ゴールマウスを守るのは、ガーナ代表戦に引き続き早川友基で、3バックは板倉滉、谷口彰悟、瀬古歩夢が並ぶ。ウイングバックは右に菅原由勢、左に前田大然。中盤のセンターではキャプテンの遠藤航と鎌田大地がコンビを組み、シャドーはガーナ代表戦と同様に久保建英と南野拓実。最前線には小川航基が入った。

 試合は序盤の4分に動く。ピッチ中央付近で遠藤がボールを奪い、右サイドへ預けると、ドリブルで縦方向へ持ち運んだ久保が右足でクロスボールを送る。マイナスの位置で待っていた鎌田は胸トラップからコースを狙ったボレーシュートを沈め、日本代表が幸先良く先手を取った。

 その後も日本代表が試合を優勢に進めると、22分にはビッグチャンスを構築。久保が右サイドでボールを持つと、菅原が追い越してスルーパスを呼び込み、クロスボールを上げる。ニアサイドへ飛び込んだ小川がヘディングシュートを狙うと、GKにわずかにコースを変えられ、クロスバーに直撃。こぼれ球に詰めた南野が反転からシュートを放ったが、仕留めきれなかった。

 前半終盤にはボリビア代表に危ないシーンも作られたものの、決定機と呼べるレベルものは皆無で、前半は日本代表が1点をリードして終了。後半に入ると、森保監督が動く。ハーフタイム明け、菅原に代えて堂安律を投入した。

 後半の序盤はボリビア代表のミドルブロックを前に、日本代表は良い形で敵陣へ入っていくシーンを増やせない。前線からのプレッシングもうまくハマらず、チャンスの数は限られたまま時計の針が進む。

 流れを変えたい日本代表は67分、ワントップと2シャドーを交代し、新たに町野修斗、中村敬斗、上田綺世を送り出す。上田が前線で最終ラインを引っ張るだけでなく、ゴール前で存在感を示すようになると、71分に待望の瞬間が到来。右ポケットへの侵入を見せた中村が、右サイド大外の堂安からスルーパスを呼び込み、マイナス方向へ折り返すと、遅れて走り込んできた町野修斗がダイレクトで叩き込む。交代で入った選手たちがそれぞれ特長を見せ、日本代表が追加点を奪った。

 交代で入った選手の中で、次に“主役”となったのは中村。78分、上田が瀬古からの縦パスを呼び込み、巧みな体の使い方で背後を取ると、タイミングを見てボックス内にパスを送る。待っていた中村はうまく足裏を使って相手をかわし、右足で強烈なシュートを叩き込んだ。中村は1ゴール1アシストの活躍。日本代表が勝利を決定付けた。

 試合はこのまま3-0でタイムアップ。森保監督が日本代表を指揮して通算100試合目となる“大台”のゲームを白星で飾り、国際Aマッチ3連勝として2025年を締め括った。

 日本代表の2025年のスケジュールは今回の試合を持って終了。2026年最初のインターナショナルマッチウィークは3月に組まれている。

【スコア】
日本代表 3-0 ボリビア代表

【得点者】
1-0 4分 鎌田大地(日本代表)
2-0 71分 町野修斗(日本代表)
3-0 78分 中村敬斗(日本代表)

【スターティングメンバー】
GK:早川友基
DF:板倉滉、谷口彰悟、瀬古歩夢
MF:菅原由勢(46分 堂安律)、遠藤航、鎌田大地(77分 藤田譲瑠チマ)、前田大然(82分 後藤啓介);久保建英(67分 町野修斗)、南野拓実(67分 中村敬斗)
FW:小川航基(67分 上田綺世)

【ゴール動画】鎌田大地、町野修斗、中村敬斗で日本代表が3ゴール!

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