ヨーロッパリーグ(EL)・リーグフェーズ第4節が6日に行われ、ヘンク(ベルギー)は敵地でブラガ(ポルトガル)と対戦した。
ここまでEL・リーグフェーズで1勝1分1敗と完全に五分の成績を残すヘンクが、3連勝と絶好調のブラガの本拠地に乗り込んだ一戦。ヘンク所属の伊東純也は、10月の日本代表活動中に見舞われたケガの影響でメンバー外となった。横山歩夢はベンチから出番を待つ。
試合は30分に動き、敵陣でルーズボールを拾ったロドリゴ・サラサールの強烈な右足シュートで、直近のELでの勢いそのままにブラガが先手を取る。だが、前半アディショナルタイムには、右コーナーキックからダーン・ヘイマンスがヘディングシュートで同点弾を記録。前半のヘンクはチャンスの数が限られていたが、セットプレーを有効活用して試合を振り出しに戻した。
1-1で後半へ折り返すと、ブラガの最終ラインでのパスの乱れを見逃さなかったイラ・ソールが、自らドリブルでボックス左へ侵入すると、切り返しから右足で強烈な一撃を叩き込み、ヘンクが逆転に成功。59分にも敵陣でボールを奪ったところからカウンターへ移り、左のニアゾーンへ走り込んだヘイマンスからの折り返しを、オ・ヒョンギュが仕留めた。
ブラガとしては、ミスから失点を喫する苦しい流れとなったが、71分には、ペナルティエリア手前から左サイドへボールを広げたサラサールが、ボックス内まで走り込み、リカルド・オルタのクロスボールからヘディングシュートを沈めて1点差に詰め寄る。だが、直後の72には、またもブラガのミスから、ヘンクが攻撃へ転じ、ヤイマール・メディナが左足でコースを狙った一撃を沈めた。
終盤に入った86分には、ゴール前の混戦からフラン・ナバーロが1点を返し、ブラガが再び1点差に詰め寄ったものの、反撃はここまで。このまま試合終了の笛が吹かれ、ヘンクはリーグフェーズ・第1節レンジャーズ戦(○1-0)以来の大会2勝目を手にした。一方のブラガは、今大会初黒星を喫している。ベンチスタートだった横山に出番はなかった。
次節は27日に行われ、ヘンクはホームで常本佳吾が所属するバーゼル(スイス)と、ブラガは敵地でレンジャーズ(スコットランド)と、それぞれ対戦する。
【スコア】
ブラガ 3-4 ヘンク
【得点者】
1-0 30分 ロドリゴ・サラサール(ブラガ)
1-1 45+2分 ダーン・ヘイマンス(ヘンク)
1-2 48分 イラ・ソール(ヘンク)
1-3 59分 オ・ヒョンギュ(ヘンク)
2-3 71分 ロドリゴ・サラサール(ブラガ)
3-4 72分 ヤイマール・メディナ(ヘンク)
3-4 86分 フラン・ナバーロ(ブラガ)
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