“理想のボディ”に大変身 減量成功の桑木志帆がメジャー2勝目へ好発進

<日本女子オープン 初日◇2日◇チェリーヒルズゴルフクラブ(兵庫県)◇6616ヤード・パー72>

今季初Vを狙う桑木志帆が5バーディ・ボギーなしの「67」で回り、首位と2打差の5位と上々のスタートを切った。インから出て、10番パー4は2.5メートルを沈め、11番パー3はホールインワン寸前の会心ショットで連続バーディ。「いい感じで来ているので、普通に回ればいいところにいける手ごたえはある」という好感触をしっかりスコアに結びつけた。
3週前の「ソニー 日本女子プロ選手権」はプレーオフで金澤志奈に敗れた。先週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」は3打差4位。今季22試合に出場し、半分の11試合でトップ10に入っているが、国内メジャー初制覇となった昨季最終戦「JLPGAツアー選手権リコーカップ」以来となるツアー通算4勝目には届いていない。

「選手権はすごく悔しかった。今週もメジャーで、雰囲気がいつもと違う。お客様も盛り上がっているし。楽しみにしていました」

アマチュア時代には出場がかなわなかった「日本女子オープン」には3年連続3度目の出場となる。昨年は8位に入り、初出場だった23年は29位だった。大勢のギャラリーの視線を集める存在となって臨む大舞台だが、6月の「宮里藍 サントリーレディス」以来、関西にやって来た桑木の“変身ぶり”がギャラリーの間でも話題になっている。

「そうです。やせました。オフと比べて、12キロ落としました。理由はいっぱい食べたりして、オフに勝手に太ってしまったから。さすがにこれはヤバいと思って頑張りました。ベストの体重がどのくらいかは分からないけど、疲れないし、いい感じ。飛距離も別に落ちていません」

無理なダイエットでの減量ではなく、自分なりに脂質などをアプリで計算して、計画的に理想の体重にした。すっきりと締まったボディになったことで、「いろんな服が着られるようになった。前夜祭でのファッションも楽しみで、女性としてもうれしいです」とにっこり笑った。

2019年に今回と同じコースで開催された「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」は畑岡奈紗が優勝した。「奈紗さんの優勝スコアは18アンダーと聞いたので、そこを目標にしています」。“奈紗超え”に向けた初日のミッションはクリア。メジャーで敗れた悔しさは、メジャーできっちり晴らすつもりだ。(文・臼杵孝志)

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